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浦和、ギアクマキスに年俸倍額オファー?セルティックに移籍金6億円用意

ギオルゴス・ギアクマキス 写真:Getty Images

 明治安田生命J1リーグの浦和レッズは、セルティック所属のギリシャ代表FWギオルゴス・ギアクマキス(28)獲得が噂されている。日本代表FW古橋亨梧(28)とのポジション争いに敗れたギアクマキスを巡っては、サンプドリアをはじめ欧米複数クラブとの争奪戦が必至とみられている。そんな中、浦和レッズは選手サイドに巨額オファーを提示。同選手の獲得レースを制する可能性があるようだ。

 ギアクマキスはセルティックとの契約期間を2026年6月まで残す中、昨年12月にクラブ側との契約交渉が停滞。今年1月での移籍が濃厚とみられているほか、アンジェ・ポステコグルー監督も今月7日に行われたリーグ戦後のインタビューで同選手の今冬退団を否定しなかった。

 するとセルティックの専門サイト『セルティック・ボーイズ』は今月8日、「浦和レッズがセルティックに対してオファーを提示した。クラブ間交渉が最終段階を迎えている」と報道。

 一方、欧州の移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏は「ギアクマキスはセルティックを退団する可能性がある。多くのクラブが彼にアプローチしている。MLS(アメリカ・メジャーリーグサッカー)や日本、サンプドリアが契約条件を問い合わせている」と投稿。複数クラブによる争奪戦が確実との見方を示していた。

 そんな中、英紙『デイリーレコード』は9日に浦和レッズのオファー内容を特集。これによると、浦和レッズはセルティックに移籍金400万ポンド(約6億4000万円)を支払う用意があるとのこと。ギアクマキスには、現在セルティックで受け取っている金額の2倍にあたる年俸でオファーを提示したという。

 またサンプドリアは買い取りオプション付きのレンタル移籍でオファーを提示。しかしセルティックは韓国1部・全北現代所属のカタールW杯韓国代表FWチョ・ギュソン(24)の獲得を狙っていることもあり、完全移籍によるギアクマキス放出を望んでいるという。

 なおギアクマキスは2021年8月にVVVフェンロからセルティックへ完全移籍したものの、日本代表FW古橋亨梧(28)の活躍もありスタメンでの出場機会が限定。今季もここまでスコットランド1部リーグ21試合中4試合の先発出場にとどまっているが、6ゴール1アシストと結果を残している。

 ギリシャメディア『Sportime』が昨年12月、ギアクマキス獲得で必要な移籍金額を「600万ユーロ(約8億5000万円)から700万ユーロ(約9億9000万円)」と予想していた。しかし浦和レッズが巨額の移籍金を用意しているだけに、ギリシャ代表ストライカーのJリーグ挑戦が現実味を帯びている。