藤田譲瑠チマ(横浜F・マリノス)
4年後のW杯にて、日の丸を胸に中盤を担う可能性の高いMF藤田譲瑠チマ。数々の技術に優れたJリーガーを輩出している東京ヴェルディの下部組織で育つと、2019年に2種登録選手としてトップチームデビュー。翌2020年にはプロ契約を結ぶと、すぐさま定位置を確保し41試合に出場した。
2021年には当時J1にいた徳島ヴォルティスに移籍し28試合に、2022年は横浜F・マリノスに移籍して29試合に出場した藤田。リーグ優勝を果たしたチームにおいても、確かな存在感を示した。1つ1つのプレーが安定しており、強度の高い守備に加えパスセンスも持ち合わせているため、近い将来世界で活躍するプレーヤーになる可能性は十分だ。
松木玖生(FC東京)
近年の高校サッカー界でもっとも実績を残している青森山田高校において、さらに頭一つ抜けた選手としてFC東京入りを決めたMF松木玖生。高卒ルーキーながら2022シーズン開幕スタメンに抜擢されると、その後も出場を重ねて出場時間はチーム4番目となる2433分を記録した。U-15から日の丸を背負い、今年3月には飛び級でU-21日本代表に招集されるなど、2024年のパリ五輪での活躍も期待される。
まだプレーが洗練されているとはいえないが、伸びるための材料である負けん気の強さは折り紙つきの松木。11月26日にはFC東京との契約更新が発表され「さらにレベルアップし、2022シーズンの自分を超えられるように頑張ります」とコメント。2023シーズンは出場時間、2得点3アシストという数字をともに超える活躍を期待したい。
小川航基(横浜FC)
年代別日本代表の常連だったもののJ1での実績は皆無に等しく、2022シーズン前まではJ2での2020シーズン9得点がキャリア最多だったFW小川航基。2021年はJ2でも1得点。数年苦しんでいた大型ストライカーが、2022シーズンついに覚醒を遂げた。
J2の横浜FCに完全移籍で加入した小川は、3-4-2-1のシステムを使用するチームにおいて、1トップかシャドーの位置で起用されると得点を量産。41試合出場(うちスタメン40試合)で、驚異の26得点4アシスト。決定率は20%を超え、得点ランキング2位で16得点のチアゴ・アウベス(ファジアーノ岡山)に大差をつけてJ2得点王に輝いている。
FWに大切な動き出し、シュートテクニック、テクニック、自信を併せ持ち、日本代表の世界レベルのFW不足を解決させてくれるかもしれない。カタールW杯日本代表がクロアチアに敗れたあとには自身のSNSで「4年後に点を取るのは俺」と書き込んでおり、有言実行なるか。
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