MFカゼミーロ(ブラジル)
過去5度のW杯優勝を誇る王国ブラジル。グループリーグ2戦目以降はエース、FWネイマール(パリ・サンジェルマン)を怪我で欠く中、チームに安定感をもたらしたのはMFカゼミーロ(マンチェスター・ユナイテッド)だった。グループGにて2戦目のスイス戦(11月29日)には最終盤にこの試合両チーム合わせて唯一の得点を記録。攻守両面で躍動した。
なお、イングランドは決勝トーナメントで韓国と対戦(12月6日)し、4-1で勝利。準々決勝でクロアチア(12月10日)と対戦予定。
MFセルヒオ・ブスケツ(スペイン)
グループEにて初戦コスタリカを相手に7-0と大勝を飾ったスペイン。以降1分け1敗とやや乗り切れない印象もあったが、攻守においてチームを支えたのはベテランのMFセルヒオ・ブスケツ(バルセロナ)だった。今大会は強力な若手2人と中盤を形成。自身はつなぎ役に徹している印象のブスケツ。どうしても若手2人に注目が行くが、いぶし銀の活躍も忘れてはならない。
なお、スペインは決勝トーナメントでモロッコと対戦(12月7日)予定。
MFブルーノ・フェルナンデス(ポルトガル)
毎度のことながらエース、FWクリスティアーノ・ロナウド(無所属)に注目が集まるポルトガル。しかし、グループリーグ(グループH)において最も突破に貢献したのは、MFブルーノ・フェルナンデス(マンチェスター。ユナイテッド)で間違いない。元来チャンスメーカーとしての能力は高く、今大会でも初戦は2アシスト、2戦目は2ゴールと確実に得点に関わるなど能力をいかんなく発揮しポルトガルに勝利をもたらした。
なお、ポルトガルは決勝トーナメントでスイスと対戦(12月7日)予定。
FW堂安律(日本)
「死の組」や「2強2弱」と言われたグループEで、敗退の有力候補になっていた日本。しかし、大方の予想に反してドイツ、スペインに勝利し世界を大いに驚かせた。その列強2ヵ国に対して、反撃の狼煙となる同点弾を挙げたFW堂安律(フライブルク)には、より一層の評価が期待できることだろう。東京五輪でも中心選手だっただけあって、今回の殊勲から今後はますます日本を背負う選手の1人となることは疑いの余地がない。
なお、日本は決勝トーナメントでクロアチアと対戦(12月6日)し、1-1の末にPK戦で敗れている。
FWキリアン・ムバッペ(フランス)
王者としてW杯連覇に挑むフランス。直近3大会では前回優勝国がグループリーグで敗退するなど、嫌なジンクスもある中で見事グループDで突破を果たした。中でも存在感を見せたのが、前回大会19歳という若さで優勝に貢献したFWキリアン・ムバッペ(パリ・サンジェルマン)だ。圧倒的なスピードは変わらず、DFからすればドリブルに入ることはおろか、前を向かせることすら恐ろしい存在であるに違いない。
なお、フランスは決勝トーナメントでポーランドと対戦(12月5日)し、3-1で勝利。準々決勝でイングランド(12月11日)と対戦予定。
FWコーディ・ガクポ(オランダ)
悲願のW杯初優勝に向け、最初の関門となるグループリーグを無事突破したオランダ。このグループAにて3戦全てで得点するなど大暴れしたのがFWコーディ・ガクポ(PSVアイントホーフェン)だ。エース、FWメンフィス・デパイ(バルセロナ)が怪我により出遅れる中、得点力に多少の不安がありながらも、連戦連発の活躍で見事に払拭して見せた。
なお、オランダは決勝トーナメントでアメリカと対戦(12月4日)し、3-1で勝利。準々決勝でアルゼンチン(12月10日)と対戦予定。
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