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岸田総理がドイツ戦金星祝福も「サウジのような祝日は?」観戦報告に批判も

岸田文雄内閣総理大臣 写真:Getty Images

 岸田文雄内閣総理大臣は24日、FIFAワールドカップ・カタール大会ドイツ戦で金星をあげた日本代表を祝福。グループリーグ突破にむけて激励のメッセージを送った一方、サッカーファンからはサウジアラビアと同様の祝日設定検討を求める声が沸き起こっているほか、消費税増税をはじめとする政策への批判も上がっている。

 岸田総理大臣は自身のツイッターアカウントに森保一監督とのツーショット写真をアップした上で「昨日私もテレビでサッカーW杯日本対ドイツ戦を観戦しました。チーム力、個々の力、監督の采配、そうしたものが発揮された素晴らしい試合、素晴らしい勝利でした。 次のコスタリカ戦に向けて弾みを付け、そしてぜひグループリーグ突破に向けて前進して頂きたいと思います」と投稿している。

 一方、サウジアラビアではアルゼンチン戦での金星をうけて23日に国民の祝日が設定。国内の遊戯施設や商業施設で入場料無料になるなど、アルゼンチン戦勝利を祝うキャンペーンが実施されている。

 日本国内でもサウジアラビア代表による番狂わせが話題を呼んだだけに、岸田総理大臣の投稿に対して「特別休暇は?」、「サウジアラビアと同じように祝日設けてほしい」といった声が殺到。ただ「祝日求める方がナンセンス」、「サウジアラビアとは国の事情が違う」と反発も見られている。

 また岸田総理大臣に対して「W杯観る時間あれば、もっと別のことを…」といった手厳しいコメントが寄せられているほか、新型コロナウイルス関連政策や消費税増税検討に対する批判も殺到している。

 なお日本代表は27日にコスタリカ代表と対戦するほか、来月2日にはW杯優勝候補のスペイン代表と激突する。ドイツ戦で貴重な勝ち点3をつかんだ森保ジャパンは、岸田総理大臣からの後押しをうける中グループリーグ突破を目指す。