J2降格の清水エスパルスに所属する元日本代表MF原輝綺(24)は、MF川辺駿(27)やDF瀬古歩夢(22)ら擁するスイス1部グラスホッパー・クラブ・チューリッヒへ移籍するとみられている。そんな中、現地でも同選手の移籍報道に対する関心が高まっているようだ。
原輝綺の去就については、17日に一部メディアがグラスホッパーへのレンタル移籍でクラブ間合意に達したと報じていた。するとスイスメディア『4-4-2.CH』も「グラスホッパーが守備陣強化のため、またひとり日本人を獲得するだろう」と見出しをうち、同選手を特集。
「24歳の原輝綺は、これまでのキャリアをすべて母国で過ごしてきた。現在は清水エスパルスでプレーしており、主に右サイドバックで起用されている。ただFIFAワールドカップ・カタール大会の日本代表メンバーには入っていない」と綴ると、買い取りオプション付きレンタル移籍での獲得が濃厚と伝えている。
原輝綺はアルビレックス新潟やサガン鳥栖をへて、昨季から清水エスパルスでプレー。今季も序盤から右サイドバックでレギュラーに定着すると、ゼ・リカルド監督就任後もコンスタントに出場。J1リーグで21試合にスタメン出場していた。
また年代別日本代表での招集経験も持っており、2019年のコパ・アメリカには東京五輪メンバー候補のひとりとして参戦。ただ怪我の影響で東京五輪日本代表メンバーから外れると、FIFAワールドカップ・カタール大会アジア最終予選やE-1選手権(旧東アジアサッカー選手権)でも招集されていない。
なおグラスホッパー所属の川辺駿と瀬古歩夢は、いずれもレギュラーに定着している。原輝綺の海外挑戦の可能性に対して前向きな意見が多い中、日本人2選手と同じく出場機会の確保することもあわせて期待されている。
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