かつて明治安田生命J1リーグ・ヴィッセル神戸でも元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタらの指導に当たっていたトルステン・フィンク氏が今月5日、UAE1部のアル・ナスルSCの監督を解任された。
フィンク氏は2020年9月、家庭の事情によりヴィッセル神戸監督を退任。1年以上の無所属期間をへて今年1月からリガFCを率いると、2022シーズンのラトビア1部で好成績を残す。そしてアル・ナスルSCから監督就任のオファーが届くと、これを受諾。今年5月にリガFCと契約解除で合意した上で、アル・ナスルSCの指揮官に就任していた。
しかしアル・ナスルSCは2022/23シーズンでここまで1勝3分5敗と苦戦。今月5日の第9節・アル・ジャジーラ戦で敗れた直後、フィンク監督と双方合意のもと契約解除したと公式発表。後任としてクロアチア人のゴラン・トミッチ氏を招へいしている。
なおフィンク氏は2019年6月にヴィッセル神戸の指揮官に就任。2019シーズンのJ1リーグで8位に終わったものの天皇杯決勝・鹿島アントラーズ戦で勝利し、クラブに初タイトルをもたらしていた。
今季のJ1リーグは今月5日をもって全日程が終了。複数クラブで監督交代の可能性があるだけに、再びフィンク氏のもとにJリーグクラブからオファーが届くのか注目が集まる。
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