明治安田生命J1リーグ・浦和レッズは10月31日、リカルド・ロドリゲス監督と今季をもって監督職を解除すると公式発表。浦和レッズサポーターの間では、元日本代表DF槙野智章(35)やDF宇賀神友弥(34)らの退団と今季の成績の関係性についての議論が巻き起こっている。
浦和レッズは昨年、直近数シーズンにわたり活躍してきた槙野智章や宇賀神友弥を完全移籍により放出。FW興梠慎三(36)も北海道コンサドーレ札幌へ期限付き移籍したほか、年明けにはDF西大伍(35)も契約満了によりチームを離れた。
経験豊富なベテランを大量放出して迎えた今季は、富士フイルムスーパーカップで前年J1王者の川崎フロンターレを撃破。AFCチャンピオンズリーグ(ACL)でも決勝まで駒を進めた一方、天皇杯やルヴァンカップで敗退。J1リーグでも優勝の可能性がない中、今月29日の第33節・横浜F・マリノス戦で1-4と敗れていた。
リカルド・ロドリゲス監督の監督職解除をうけて、ヴィッセル神戸所属の槙野智章は自身のインスタグラムアカウントを更新。指揮官に感謝の思いを伝えているが、「俺を使わないと言って契約を切った人」と同監督の意向で浦和レッズ退団を余儀なくされたことも明かしている。
するとツイッター上では「槙野や宇賀神、興梠らのクビで精神的支柱がいなかった」、「槙野と宇賀神を切ってまでリカルド監督と戦い抜く未来を選択したはずなのに…」、「浦和に残るものは?」とクラブの現状を嘆く声が上がっているほか、「槙野らは残すべきだった」、「リカルド監督きって、3年計画どうするんだ」といった批判も噴出している。
なお浦和レッズは今年11月に元日本代表MF長谷部誠(38)擁するアイントラハト・フランクフルトと対戦するほか、来年2月にはACL決勝に挑む。リカルド監督によるベテラン勢一掃や、クラブ幹部による監督交代の判断の是非が問われている。
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