セルティック所属のMF旗手怜央(24)はFIFAワールドカップ・カタール大会日本代表落選が予想される一方、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)での活躍により欧州での評価を高めている。そんな旗手怜央には、早ければ来年1月でセルティックを退団する可能性があるようだ。
同選手の去就については先月、英紙『デイリーレコード』がセルティック史上最高額に匹敵する移籍金2500万ポンド(約40億円)での放出が可能と主張。現地ジャーナリストのピート・オルーク氏も「セルティックは少なくとも来年の夏まで、旗手怜央や他のトッププレイヤーを確保しようとするだろう。だが、来年1月から夏の間に彼へのオファーが来るかどうかは、見守るしかない」と今季終了後の移籍を予想している。
そんな旗手怜央は今季ここまでスコティッシュ・プレミアシップ(スコットランド1部)で11試合中7試合に先発出場。CLグループステージではここまで全5試合でスタメン出場しているほか、第2節・シャフタール・ドネツク戦では自らのシュートから先制点を演出していた。
すると英メディア『スカイスポーツ』のアンソニー・ジョセフ記者は旗手怜央に去就について「カタールW杯でどうなるのか見てみよう」と切り出すと、「カタールW杯やUEFAチャンピオンズリーグでのプレーは、旗手怜央のような選手にとって大きな意味を持つはずだ」とコメント。
ジョセフ記者の言葉をうけて英メディア『Give Me Sport』は「来年1月、旗手怜央にオファーが届くかもしれない」と見出しをうち、「来年1月の移籍市場で多くのクラブから関心を寄せられる可能性がある」と綴っている。
くわえて「彼はセルティックで毎試合出場しているわけではないが、今季リーグ戦で1試合あたり平均1.3回のタックルと1.2回のキーパスをマーク。彼の球際での強さやオフ・ザ・ボールでの能力を際立たせている」と同選手のスタッツを紹介。
「中盤での重要性や彼がもたらすクオリティを考えると、シーズンなかばで旗手怜央を失うことは、セルティックにとって明らかな痛手となる」と、セルティック側の見解もあわせて示した。
ただ旗手怜央は、先月ドイツ開催のキリンチャレンジカップ2試合で出場機会なし。日本のサッカーファンからは同選手のカタールW杯代表メンバー入りを望む声が沸き起こっているが、英メディア『フットボール・スコットランド』は先月27日のエクアドル戦後、「旗手怜央のワールドカップ出場への夢が消えた」とし、同選手のカタールW杯出場が絶望的だと報じている。
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