Jリーグ ベガルタ仙台

仙台・伊藤彰監督続投発表に称賛の嵐!吉田達磨前甲府監督招へい報道批判も

伊藤彰監督 写真:Getty Images

 明治安田生命J2リーグ・ベガルタ仙台は24日、伊藤彰監督の来季続投を公式発表。ヴァンフォーレ甲府監督を退任した吉田達磨氏を招へいする可能性が報じられていただけに、ベガルタ仙台サポーターから歓喜が沸き起こっている。

 ベガルタ仙台は昨年11月から指揮を執っていた原崎政人前監督のもとで今季に臨むと、序盤から順調に勝ち点を積み重ねてアルビレックス新潟や横浜FCとのJ1昇格争いを繰り広げていた。しかし8月13日のJ2リーグ第31節・大宮アルディージャ戦で敗れると、そこからリーグ戦5連敗。J1昇格争いから大きく後退する中、クラブは9月に原崎政人から伊藤彰への監督交代に踏み切っていた。

 しかしチーム状況が好転することはなく、9月25日にはJ1参入プレーオフ出場権を争うファジアーノ岡山相手に完敗。今月8日の第40節・アルビレックス新潟戦まで3連敗を喫すると、最終節・ブラウブリッツ秋田で引き分け。モンテディオ山形が徳島ヴォルティス戦で勝利したためJ1参入プレーオフ圏外の7位に終わったが、それでも秋田戦後にサポーターから「伊藤監督を信じている!」、「伊藤監督とJ1へ戻ろう」、「伊藤監督は難しい時期から引き受けてくれて感謝しかない」といった声が沸き起こっていた。

 そんな中、日本国内の一部メディアが24日になって吉田達磨氏へ監督交代する可能性を報道。批判的な声が上がっていたが、ベガルタ仙台は伊藤彰の来季続投を公式発表。

 同監督は「今シーズンもクラブへの多大なるご支援、ご声援ありがとうございました。1年でのJ1復帰という大きな目標に向け、シーズン途中で就任し、みなさまと共に戦ってまいりましたが、最終節で勝ち点1の差でプレーオフ進出を逃し、目標を果たすことができず、非常に悔しく思っております」

 「前半戦には昇格争いを演じながらも、秋以降に崩れてしまった精神的弱さを来シーズンは払拭し、今回味わった悔しさを原動力にクラブ、ファン、サポーター、スポンサーのみなさまと2023シーズンのJ2優勝というただひとつの目的に向かって、共に戦ってまいりたいと思います。引き続き、ベガルタ仙台への温かいご支援、ご声援よろしくお願いいたします」とクラブ公式サイトを通じてコメントを残している。

 するとツイッター上では「素晴らしい早さの対応!」、「飛ばし記事を即否定するリリース素晴らしい」、「変な噂も流れてたから、いい報告」と、ベガルタ仙台の対応への称賛や一部報道に対する批判の声が数多く寄せられている。