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磐田・金子翔太「清水サポに感謝」挨拶時ブーイングで謝罪の声も

ジュビロ磐田 FW金子翔太 写真:Getty Images

 ジュビロ磐田所属のMF金子翔太(27)は22日、明治安田生命J1リーグ第31節の清水エスパルス戦(静岡ダービー)で先発出場。試合後には古巣である清水エスパルスのサポーターに対して、拍手やブーイングを浴びる中で挨拶していた。そんな金子翔太が23日夜に自身のツイッターアカウントを更新。ジュビロ磐田の一員として、初めてIAIスタジアム日本平のピッチに立ったことに対する思いを明かした。

 同選手は2014年から清水エスパルスでプレーしていたが、ミゲル・アンヘル・ロティーナ元監督のもとで出場機会が激減。昨年7月にジュビロ磐田へ期限付き移籍すると、シーズン終了後に完全移籍。今年2月26日の静岡ダービーでプレーすると、今月22日にIAIスタジアム日本平で行われたダービーマッチでも先発出場。かつてのホームスタジアムで躍動する姿を見せていた。

 そんな金子翔太は試合後、チームメイトであり元清水エスパルス所属選手のDF松原后(26)とともにホームチームのゴール裏へ駆けつけて挨拶。清水エスパルスサポーターから拍手が沸き起こった一方で、ブーイングも起きていた。

 すると試合翌日になって、挨拶する時の自身の様子や背番号「40」のユニフォーム姿をアップした上で「移籍後はじめての日本平でした。この状況下でのダービーの緊張感、日本平の鬼気迫る雰囲気、元チームメイトとの対戦は当然やりづらかったです。想像以上でした」

 「成長した姿を見せたかったですが、今回は見せれませんでした。僕のことをほんの少しでも気にしてくださる方がいたことに感謝してます」とツイート。清水エスパルスサポーターから「いつまでも応援しているよ!」、「ジュビロは嫌いだけど、金子くんは応援する」、「挨拶に来てくれてありがとう」といったメッセージが数多く寄せられている。

 またジュビロ磐田サポーターからも「お疲れ様でした!」、「残り2試合、そしてこれからもジュビロの選手としてよろしくお願いします」と労いや感謝、激励のコメントが届いている。

 なお今回の静岡ダービーは「声出し応援適用外試合」だっただけに、一部の清水エスパルスサポーターによるブーイングが批判の対象となっている。それだけに金子翔太の投稿に対しても「一部サポーターのブーイングで申し訳なかったです…」、「ブーイングをポジティブに捉えて欲しい」といった声が上がっている。