Jリーグ サンフレッチェ広島

川崎サポなりすましアカウント問題再び…天皇杯準優勝の広島に地域差別

サンフレッチェ広島の選手たち 写真:Getty Images

 明治安田生命J1リーグ・サンフレッチェ広島は16日、天皇杯決勝でヴァンフォーレ甲府と対戦。PK戦の末にタイトルを逃した。そんな中、川崎フロンターレサポーターのなりすましアカウントによるサンフレッチェ広島への差別的投稿が批判の対象となっている。

 サンフレッチェ広島は天皇杯でホンダロック、横浜FC、ザスパクサツ群馬、セレッソ大阪、京都サンガを下して決勝に進出。ヴァンフォーレ甲府との一発勝負では前半26分、FW三平和司(34)に先制ゴールを許したものの、後半39分にFW川村拓夢(23)のゴールで同点に追いつく。そして延長戦でも粘り強い戦いを見せていたが、PK戦で4-5と敗北。準優勝で大会を終えている。

 するとサンフレッチェ広島公式ツイッターアカウントによる試合結果速報のツイートに、川崎フロンターレサポーターのアイコンをつけたSNSユーザーから悪意のあるリプライが。サンフレッチェ広島に対して地域差別に当たるメッセージを送っている。

 また同じなりすましアカウントによる差別的投稿は、今月8日の明治安田生命J1リーグ第32節・川崎フロンターレ対清水エスパルスや、今月12日のJ1リーグ第27節・横浜F・マリノス対ジュビロ磐田でも確認されている。

 そのためツイッター上では「またこのなりすましアカウントかよ」、「裁判沙汰になるのでは…」、「みんなで通報しよう!」といったコメントが数多く寄せられるなど、再び物議を醸している。

 Jリーグでは以前からなりすましアカウントによる差別的投稿が問題視されており、すでにサガン鳥栖や京都サンガなど複数クラブが声明を通じて警告を発している。