サンフレッチェ広島所属のDF今津佑太(27)は今月8日、明治安田生命J1リーグ第32節・ヴィッセル神戸戦で一発退場。GK前川黛也(28)に対する危険なプレーにより、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)介入後にレッドカードを提示されている。この判定ではヴィッセル神戸・吉田孝行監督の動きが議論の対象となっているが、元サンフレッチェ広島所属選手のMF清水航平(33)が自身の見解を述べている。
この一戦では前半4分、サンフレッチェ広島が敵陣右サイドでフリーキックを獲得。MF浅野雄也(25)がペナルティエリアにボールを放り込むと、今津佑太の右足裏が前川黛也の顔面に激突。西村雄一主審はOFR(オンフィールドレビュー)によりピッチサイドで映像を確認すると、今津佑太に対してレッドカードを提示していた。
ただOFR中に、レフェリーレビューエリア(RRA)に吉田孝行監督が入り込むと、西村雄一主審と言葉を交わしたほかVAR用のモニターを確認。このシーンが瞬く間にツイッター上で拡散されると、Jリーグファンからは「監督が来るのはダメ」、「何があったか説明を」、「ルール上どうなのかな」と疑問の声が沸き起こっていた。
すると昨季限りでサンフレッチェ広島を退団した清水航平も試合後、自身のツイッターアカウントを更新。「VARって審判だけみれるじゃなかったけ?」と投稿し、吉田孝行監督と西村雄一主審のやり取りに疑問の目を向けている。
なお国際サッカー評議会(IFAB)の定める競技規則では、選手やチーム関係者などがRRA内に入った場合には原則として警告の対象となるとのこと。今回の一件について、今後Jリーグがどのような決定を下すのか注目が集まる。
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