ヴィッセル神戸は今月8日、明治安田生命J1リーグ第32節・サンフレッチェ広島戦で4-0と快勝。この一戦では前半9分、ヴィッセル神戸所属GK前川黛也(28)に対する危険なプレーによりサンフレッチェ広島所属DF今津佑太(27)が一発退場となったが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)による判定中の吉田孝行監督の動きが物議を醸している。
ヴィッセル神戸はJ1残留争いを繰り広げる中、前節まで3連勝。それでもJ2自動降格の可能性を残しているだけに、サンフレッチェ広島戦では勝ち点3獲得が求められていた。
そんな中前半4分、自陣左サイドからのフリーキックに対して前川黛也がボールをキャッチしようとしたところ、今津佑太の右足裏が前川黛也の顔面に激突。西村雄一主審はOFR(オンフィールドレビュー)によりピッチサイドで映像を確認すると、今津佑太に対してレッドカードを提示する。
数的優位に立ったヴィッセル神戸は前半20分にDF菊池流帆(25)が先制ゴールを決めると、後半9分からわずか3分間で3得点。来季AFCチャンピオンズリーグ出場権争いを繰り広げるサンフレッチェ広島相手に圧勝していた。
ただ西村雄一主審はOFR中に吉田孝行監督と何らか言葉を交わしていたほか、同監督は映像を確認している。OFR中に映像を見ながら主審と監督によるやり取りが行われたシーンは、瞬く間にツイッター上で拡散。Jリーグファンからは「監督が来るのはダメ」、「何があったか説明を」、「ルール上どうなのかな」と疑問の声が沸き起こっている。
なおヴィッセル神戸はサンフレッチェ広島戦勝利により、勝ち点を37まで上積み。ただJ1入れ替え戦圏内の16位ガンバ大阪とはわずか4ポイント差であり、依然としてJ1残留は確定していない。
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