アイントラハト・フランクフルト所属の元日本代表MF長谷部誠(38)は、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)での好パフォーマンス発揮により、出場機会増加の可能性が伝えられている。その中、フランクフルトのオリバー・グラスナー監督が同選手の起用法について語った。29日、ドイツ誌『キッカー』が伝えている。
長谷部誠は今季ここまで一度もスタメン出場がなかったほか、ブンデスリーガで4試合つづけて出番なし。今月7日のCLグループステージ第1節・スポルティングCP戦で途中出場したとはいえ、出場機会の減少が顕著となっていた。
しかしチームが連敗を喫する中、13日のCLグループステージ第2節・オリンピック・マルセイユ戦でフル出場。安定感抜群のパフォーマンスにより攻守両面で活躍して勝利に貢献すると、17日のブンデスリーガ第7節・VfBシュツットガルト戦でもフル出場した。
また『キッカー』はマルセイユ戦後に「グラスナー監督はボルフスブルク戦での敗北をうけて、マルセイユ戦では勇敢な策に打って出た。意外なことにその作戦は成功したし、3バックシステムによる戦術は興味深いものだった」
「この監督はうまくいく方法を見つけた場合、決して戦術を変えたり、メンバーを入れ替えたりしないことで有名だ」と綴り、長谷部誠の出場機会増加の可能性を主張していた。
フランクフルトは来月1日のブンデスリーガ第8節・ウニオン・ベルリン戦をはじめ、来月に9試合を消化する。この過密日程を控える中、グラスナー監督は「長谷部誠については、1試合か2試合先まで考えて(起用法を)伝えなければならないような例外を設ける必要がある」
「『今日は休みだ』と伝えないと、3日後の試合には絶対に間に合わない。そうでなければ、3日間では十分とは言えないんだ。この例外は長谷部誠とセバスティアン・ローデの2人のみに適用される」とコメント。疲労蓄積等を考慮した上で、前倒しで起用法を伝える方針を明らかにした。
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