柏レイソルは今年1月、ブラジル人FWペドロ・ハウル(25)をブラジル1部ゴイアスへレンタル移籍により放出している。その柏レイソルには、同選手獲得を目指すブラジル国内の他クラブからすでに移籍金5億円のオファーが届いているようだ。19日、ブラジル紙『O DIA』が伝えている。
ペドロ・ハウルは柏レイソルで構想外となり、今年1月末にゴイアスへレンタル移籍。今季ブラジル1部リーグでここまで27試合中24試合に先発出場し、15ゴールをマーク。現在ブラジル1部リーグの得点ランキングでトップに立っている。
またブラジル国内メディアの報道によると、柏レイソルと同選手の現行契約は2024シーズン終了後までであるほか、柏レイソルは昨年1月の獲得時にボタフォゴFRに移籍金1070万レアル(約2億3000万円)を支払っているとみられる。
そんなペドロ・ハウルについてはブラジルメディア『Esmeraldino』は今年7月上旬、名古屋グランパスが同選手獲得にむけて柏レイソルに移籍金250万ドル(約3億4000万円)のオファーを提示したと報道。
また先月にはリーグアン(フランス1部)オセールやセリエA(イタリア1部)クレモネーゼ、ブラジル1部アトレチコ・ミネイロからの関心が伝えられていた。ただ本人はブラジルメディア『グローボ』のインタビューで、欧州2クラブからのオファーを拒否したことを明かしていた。
その中、ブラジルメディア『Fanaticos』は今月15日になって「コリンチャンスがペドロ・ハウル獲得にむけて、柏レイソルとすでに交渉を行っている」と報道。コリンチャンスの他にもアトレチコ・ミネイロなどブラジル国内の複数クラブが関心を寄せているという。
すると『O DIA』は「コリンチャンスは1800万レアル(約5億円)のオファーを提示しており、現在は柏レイソルからの返答待ちである。柏レイソルは少なくとも1500万レアル(約4億2000万円)の支払いを求めている」と、交渉の進展具合を伝えている。
なおコリンチャンスは元ブラジル代表FWジョー(35)の契約問題により、名古屋グランパスへ賠償金260万ドル(約3億5000万円)を支払うようスポーツ仲裁裁判所(CAS)から命じられている。
またブラジルメディア『Meu Tiamo』は今月中旬、コリンチャンスが名古屋グランパスと協議の末に賠償金の分割払いで合意に達したと報道。今月12日までに一部の支払いが完了したとみられている。
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