横浜F・マリノス元監督であり、現在セルティックを率いているアンジェ・ポステコグルー氏は、近い将来にプレミアリーグへ挑戦するかもしれない。6日、英メディア『フットボール・ロンドン』が伝えている。
ポステコグルーはかつてオーストラリア代表をFIFAワールドカップ・ロシア大会出場へ導いたほか、2019年に横浜F・マリノスでJ1リーグを制覇。昨年6月、横浜F・マリノス監督を退任してセルティックの指揮官に就任していた。
そしてスコットランド挑戦1年目の昨季は、日本代表FW前田大然(24)やFW古橋亨梧(27)らの活躍もあり、スコティッシュ・プレミアシップ(スコットランド1部)で優勝。今季もここまでリーグ戦6戦全勝と好調を維持している。
その中、かつてトッテナム・ホットスパーでプレーしていたポール・ロビンソン氏が『フットボール・インサイダー』のインタビューに対応。
今季プレミアリーグで不振を極めるレスター・シティやアストン・ビラがポステコグルー招へいに動く可能性を聞かれると「それが心配だ。ポステコグルーは、セルティックにやって来て以来ずっと素晴らしい仕事をしている」
「最初、彼がセルティックへやって来たとき、私は彼の経歴をたくさん調べなければならなかった。未知数だったんだ。セルティックが彼を獲得した方法については、大いに評価しなければならない」
「そしてポステコグルーはセルティックを変貌させた。彼が入ってきたとき、セルティックがレンジャーズからどれだけ遅れていたかを忘れている」
「プレミアリーグはつねに大きな魅力を持っている。誰もがうまくいくときはいつでも、イングランド行きが噂されるんだ。かつてレンジャーズの監督だったスティーブン・ジェラードやセルティックのブレンダン・ロジャースを見てみろ、2人とも移籍したんだ」と語っている。
ただ一方で『フットボール・ロンドン』は、昨年11月からアストン・ビラを率いるジェラード氏について「ジェラードは、2020/21シーズンにレンジャーズを10年ぶりのスコティッシュ・プレミアシップ優勝に導いた。しかしイングランドへ帰還するために、昨年11月にレンジャーズの指揮官を辞任した」
「アストン・ビラはジェラードのもとで昨季は散々な結果に終わり、今季も低調なスタートとなった。プレミアリーグ開幕から6試合で1勝しかできず、17位に沈んでいる」
「そのため、一部サポーターからはジェラードの解任を求める声が上がっており、スコティッシュ・プレミアシップとプレミアリーグの間に存在する溝を浮き彫りにしている」とプレミアリーグで苦戦している現状を説明。
「ジェラードはイングランドで活動することの厳しさを知っているという点で、ポステコグルーよりすでに大きなアドバンテージを持っているが、それでもとにかく苦戦している」と綴っている。
なおポステコグルー監督とセルティックの契約期間は来年6月までと伝えられている。セルティックで成功を収めているポステコグルーに対して、今季途中にプレミアリーグ方面からオファーが届くことはあるのだろうか。
コメントランキング