水戸ホーリーホックは20日、明治安田生命J2リーグ第28節(延期分)・大分トリニータ戦で勝利。試合後のメディアインタビューにおける秋葉忠宏監督のコメントや涙ぐむ姿が反響を呼んでいる。
水戸ホーリーホックはJ2リーグ第32節・レノファ山口戦で前半6分に先制ゴールを許すと、その後はポゼッションを高めながらも攻めあぐねる展開に。前半44分にはDF前貴之(28)の退場により数的優位に立ったが、チャンスをものにできず0-1で敗れた。
試合後、秋葉忠宏監督はDAZN中継のインタビューに対応。90分の振り返りを求められると「何もない。今季最低のゲームです!」と語気を荒げる。
つづけて「技術どうこうじゃない。戦う気持ち、勝つ執念、相手ねじ伏せようとする(気持ちが)まったく見れない。いや、いいですよ。技術的なのどうでもいいよ。相手に勝つんだとか、ゴール奪うんだとか、そういう気持ちがまったく見れない」とコメント。選手たちのメンタリティに敗因を求めていた。
そのレノファ山口戦から中2日で臨んだ大分トリニータ戦では、前半28分にFW木下康介(27)が先制ゴールを奪取。39分にはFW安藤瑞季(23)が追加点を挙げると、大分トリニータの反撃を断ち切り2-0で勝利した。
すると試合後、秋葉忠宏監督はDAZN中継のインタビューで「This is 水戸ホーリーホック!」と叫ぶ。そして目にうっすらと涙を浮かべながら「これが本来持っている選手たちの力ですし、このホームでやってのける。素晴らしい。中2日で、ここまでもう一度、持ってくる」
「本当に素晴らしい選手でしたし、それを後押ししてくれたサポーターファミリーが選手を走らせてくれましたから。これを残り11試合続けて、必ずまだ見たことのない景色に行くんだっていう、そういうもう一度意思、意欲みたいなもの、執念、執着みたいなものを、もう一度全員で見せて、残りのゲーム、戦っていきたいと思います」と力強いコメントを残した。
この指揮官のインタビューはJリーグ公式ツイッターアカウントで取り上げられると、「本当に熱い監督」、「他サポだけど、応援したくなる」、「選手を心から信頼してることが伝わる」と数多くのコメントが寄せられている。
なお水戸ホーリーホックは27日にホームでFC琉球を迎え撃つ。J1参入プレーオフから6ポイント差の11位につける中、残り11試合における水戸ホーリーホックの戦いにより一層注目が集まる。
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