シント=トロイデンVV(STVV)はFW原大智(23)の退団もあり、攻撃陣の選手層にやや不安を抱えている。その中、ベルギーメディア『VOETBAL』がSTVVの現有戦力に関する特集記事を掲載。元日本代表MF香川真司(33)の起用法に触れている。
STVVは昨季終了後、FW原大智(23)やFWジョアン・クラウス(25)、コンゴ民主共和国代表FWネルソン・バロンゴ(23)など複数の主力選手が退団。ドイツ3部インゴルシュタットからFWファティ・カヤ(22)やFWジャンニ・ブルーノ(30)を獲得しているものの、ブルーノは加入直後に負傷。攻撃陣の選手層に不安を抱えたまま、今月24日のジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)開幕節・ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズに臨む。
『VOETBAL』はSTVVのベルント・ホラーバッハ監督が今季リーグ開幕戦で「5-3-2」のシステムを採用すると主張。日本代表GKシュミット・ダニエル(30)やDF橋岡大樹(23)先発出場を予想しているほか、日本代表FW林大地(25)と香川真司が前線2トップでコンビを組むと見解を述べている。
ただ一方で「ブルーノが怪我から回復すれば、カガワとポジション争いを演じることになるだろう。その後、カガワがポジションを下げるかもしれない。この半年間、カガワはSTVVでの競争に慣れてきた」と、今シーズン中に香川真司が中盤センターにポジションを戻す可能性に言及している。
香川真司は昨季、中盤センターでプレーする機会が多かった。しかし今季開幕前のトレーニングマッチ数試合では、2トップの一角で先発出場。16日の練習試合でも何度も決定機を演出するなど好パフォーマンスを発揮しており、レギュラー定着は確実とみられている。
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