日本代表DF小川諒也(25)は、明治安田生命J1リーグのFC東京からプリメイラリーガ(ポルトガル1部)のヴィトーリア・ギマランイス(ヴィトーリアSC)へレンタル移籍している。そのヴィトーリアSCがシーズン開幕1週間前に、突如監督交代に踏み切った。
ヴィトーリアSCは昨年7月、ペパ監督と3年契約を締結。同監督のもと2021/22シーズンのリーグ戦で勝ち点48を獲得。6位でシーズンを終えるとともに、UEFAヨーロッパカンファレンスリーグ(UECL)予選2回戦の出場権を獲得していた。
そのヴィトーリアSCは小川諒也ら複数選手を獲得した一方で、キャプテンのMFロシーニャ(27)スポルティングCPへ完全移籍により放出。ペパ監督はロシーニャの放出をはじめ、クラブの補強方針に不満を抱いていたという。
これを受けてヴィトーリアSCは12日、ペパ監督とアシスタントコーチの退任を発表。後任監督決定まで、セカンドチーム指揮官であるモレノ氏が暫定的に指揮を執ることも明らかにしている。
ヴィトーリアSCは13日にSCトレエンセとの練習試合を行うほか、16日には強豪ポルトとのトレーニングマッチを予定。来週の21日にはUECL予選2回戦・1stレグのプスカシュ・アカデーミア戦を控えている。
小川諒也はヴィトーリアSCのプレシーズントレーニングで良い動きを見せると、ポルトガル紙『O JOGO』から「オガワは通訳が必要なくらい“時差ボケ”を感じさせず、(トレーニングでの)動きで注目を集めた」と高い評価を受けていた。今回の監督交代が同選手の序列に影響を与える可能性は十分に考えられる。
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