鹿島アントラーズの一部サポーターが10日、明治安田生命J1リーグ第21節・北海道コンサドーレ札幌戦の試合後に「新型コロナウイルス感染症対応ガイドライン」の違反行為を行ったことが波紋を広げている。
鹿島アントラーズは札幌ドームでの北海道コンサドーレ札幌戦で、絶対的ストライカーのFW鈴木優磨(26)が欠場。シュートわずか5本とブラジル人FWエヴェラウド(31)ら攻撃陣が不発に終わったこともあり、勝ち点1の獲得にとどまった。
試合後、鹿島アントラーズの選手たちがゴール裏のサポーターに挨拶。すると、試合結果や内容に不満を抱いていた一部のサポーターが、選手たちを罵倒。これにDF安西幸輝(27)がエキサイトすると、MF三竿健斗(26)が安西幸輝の口を抑えながら制止する事態となっていた。
この時、一部サポーターがマスクを外して大声を出す姿がDAZNの中継映像に映し出されており、すぐさまツイッターで拡散。この試合では「声出し応援エリア」が導入されておらず、「新型コロナウイルス感染症対応ガイドライン」に反する行為であることから、ツイッターでは「マスクつけろよ」、「クラブは対処すべき」、「チンピラ集団かよ」という声が上がっている。
そして浦和レッズサポーターと思われるSNSユーザーからは「浦和じゃないからお咎めなしか」、「Jリーグは処分しろよ」と鹿島アントラーズサポーターに対する批判が噴出。これに対して「1年間ルールガン無視チャント応援と一緒にするのか」、「浦和は他クラブのこと言えないだろ」、「浦和はつねにルール破っている」というコメントが寄せられるなど、論争に発展している。
なお浦和レッズは、今月2日の明治安田生命J1リーグ第18節・ガンバ大阪戦での声出し応援をうけて声明を発表。試合当日の再発防止策として「オフィシャルサイトやSNS等を通じた啓発情報発信の継続実施」、「ホームゲーム時のスタジアムオーロラビジョンでの啓発情報発信の強化」、「違反行為への適時適切且つ毅然とした対応(即時退場を含む)」の3点を掲げている。
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