Jリーグ 鹿島アントラーズ

鹿島、上田綺世売却が今日にも正式決定か!植田直通の退団理由も明らかに

上田綺世 写真:Getty Images

 明治安田生命J1リーグの鹿島アントラーズは、日本代表FW上田綺世(23)の売却で今日にもジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)のサークル・ブルッヘと合意に達するようだ。29日、ベルギー紙『Het Nieuwsblad』が報じている。

 上田綺世の去就については、スイス1部のバーゼル、ブンデスリーガ(ドイツ1部)のSCフライブルク、シャルケからの関心が伝えられていた。また今月中旬には、プリメイラリーガ(ポルトガル1部)のスポルティングCPが同選手の獲得に近いとポルトガル紙『Correio da Manhã』が報じていた。

 その中、日本国内の複数メディアは今月29日になって、サークル・ブルッヘが上田綺世獲得に近づていると報道。契約解除金満額を支払っての獲得になると伝えている。

 すると『Het Nieuwsblad』は「日本人ストライカーのアヤセ・ウエダがサークル・ブルッヘに向かっている」という見出しをうち、「ウエダはブルッヘの新たなストライカーになる。移籍は本日完了予定だ」と報道。今月30日までに合意に達する見込みであるほか、移籍金は「100万ユーロ(約1億4000万円)」と伝えている。

 さらに、サークル・ブルッヘが2018年7月に鹿島アントラーズから日本代表DF植田直通(27)を獲得したことにも言及。「ブルッヘはすでに日本人選手獲得の経験がある。3シーズン前にナオミチ・ウエダを獲得したが、彼は言語の問題もあり、ブルッヘでブレイクできなかった」と、同選手がフランス2部ニーム・オリンピックへ移籍した背景にも触れている。

 なお、上田綺世は今季ここまでJ1リーグほぼ全試合でスタメン出場。先月29日の第16節・FC東京戦で今季リーグ10得点目をあげ、2020年から3シーズンつづけて2桁ゴールをマークしていた。また日本代表では、FIFAワールドカップ・カタール大会アジア最終予選2試合に出場したほか、今月10日のキリンカップサッカー2022・ガーナ戦でもプレーしている。