明治安田生命J1リーグの柏レイソルに所属するブラジル人DFエメルソン・サントス(27)が、来日1年目のコロナ禍での過酷な生活を振り返った。25日、ブラジルメディア『Nosso Palestra』が伝えている。
エメルソン・サントスは昨年3月23日、ブラジル1部パルメイラスから柏レイソルへ完全移籍。コロナ禍により入国制限が敷かれる中、4月に来日すると2週間の隔離期間をへてチームに合流していた。また、昨季はJ1リーグで8試合の出場にとどまったほか、今季はルヴァンカップ・グループステージ1試合をのぞき公式戦全試合でメンバー外となっている。
そんなエメルソン・サントスは母国メディアのインタビューで「今は落ち着いていますが、来日当初はコロナの影響で半年間ひとりで日本にいたんだ。誰も入国できなかったし、僕は家族にとても愛着があるから、大変だったね。帰国したいと言いそうになるくらい辛かったよ」と、Jリーグ挑戦1年目での苦悩を語っている。
つづけて「今は神様のおかげで状況も変わっているし、日本での生活にかなり慣れてきたね。唯一食事が大変だけど、なんとかやっていけているよ」とコメント。食事面で問題を抱えていることも明かしている。
ブラジル国内メディアの報道によると、柏レイソルはエメルソン・サントスの保有権の70%を取得するために、移籍金として150万ドル(約1億6400万円)を支払ったとのこと。同選手は出場機会の少なさもあり、昨年7月にプリメイラリーガ(ポルトガル1部)CDサンタ・クララへ移籍する可能性が伝えられていた。
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