アルミニア・ビーレフェルトはドイツ2部降格がほぼ確実であることから、MF奥川雅也(25)を今季終了後に放出するようだ。11日、ドイツメディア『ブンデスリーガ・ニュース』が伝えている。
ビーレフェルトは2019/20シーズンにドイツ2部で優勝し、12シーズンぶりにブンデスリーガへ昇格。日本代表MF堂安律(23)らを擁した昨季はリーグ15位で辛うじて残留を果たしていた。しかし今季は序盤から黒星が先行。今月7日のブンデスリーガ第33節・VfLボーフム戦でも1-2と敗れており、2部降格圏の17位に沈んでいる。また、2部入れ替え戦圏内の16位VfBシュツットガルトとは3ポイント差であるが得失点差で大きく差をつけられており、最終節のみを残す中ブンデスリーガ残留は絶望的となっている。
そんなビーレフェルトは昨年1月末にオーストリア1部のレッドブル・ザルツブルクから奥川雅也をレンタル移籍により獲得すると、昨年6月にはザルツブルクと同選手の完全獲得で合意。選手サイドとは新たに2024年6月までの3年契約を結んでいた。
しかしビーレフェルトと奥川雅也の契約内容には、2部降格した場合に適用可能な500万ユーロ(約6億9000万円)の契約解除条項が盛り込まれていると、ドイツ紙『ビルト』は伝えている。
そして『ブンデスリーガ・ニュース』は「(オクガワの500万ユーロは)ドイツ2部で再建するために、クラブが今すぐ必要とするお金だ。このお金で1年でのブンデスリーガ復帰を実現するために、新しい選手に投資することが可能となる」と報道。クラブが奥川雅也の売却を基本線としてチーム再編を行うと主張しているほか、奥川雅也を完全獲得する際にレッドブル・ザルツブルクに対して支払った移籍金額がわずか100万ユーロ(約13億6000万円)であることも紹介している。
なお、『ブンデスリーガ・ニュース』は奥川雅也の移籍先候補について「どこに移籍するかはまだ不明だが、ビーレフェルトにとって良いビジネスになることは間違いない」と伝えている。一方でセルティックの専門サイト『THE CELTIC BHOYS』は「セルティックにブンデスリーガのスターであるオクガワ獲得のチャンスがある」と報道。セルティックが同選手獲得に動く可能性があると主張している。
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