かつて明治安田生命J1リーグの横浜F・マリノスでプレーしていたブラジル人FWカイケ(34)は、母国復帰間近に迫っているようだ。11日、ブラジルメディア『TNT Sports』が伝えている。
同選手は2019年に横浜F・マリノスとの契約を解除した後、カタール・スターズリーグ(カタール1部)のカタールSCやウム・サラルSCでプレー。昨年7月にウム・サラルSCを契約満了により退団した後しばらく無所属状態となっていたが、昨年10月にアル・ホールSCへ加入。アル・ホールSCでは9試合出場で2ゴールと結果を残していたものの、昨年末に退団していた。
そんなカイケは今年2月にUAE1部のアル・オルーバへ加入。リーグ戦でここまで7試合中3試合で先発出場しているが無得点であり、チームも7戦連続未勝利と苦戦している。
ドイツの移籍専門サイト『トランスファーマルクト』のよると、カイケとアル・オルーバの契約期間は今年6月までとなっている。ただ『TNT Sports』の報道によると、カンピオナート・ブラジレイロ・セリエB(ブラジル2部)のスポルチ・レシフェが同選手の獲得をほぼ確実にしたという。
また、ブラジルメディア『EsportesDP』は「カイケはすでにスポルチと仮契約を結んだ。現在はメディカルチェックを待っているところだ」と報道。近日中にもスポルチ加入が正式決定するものとみられる。
スポルチは昨季セリエA(ブラジル1部)で19位に終わり、セリエBへ降格。シーズン終了後にブラジル人FWミカエル(22)をはじめ複数選手が退団していたが、今季はコパ・ド・ノルデスチ(ブラジル北東部のサッカー選手権)で準優勝すると、今月10日のリーグ開幕戦でも勝利している。
なお、カイケはブラジルやデンマーク、ノルウェー、ポルトガルの複数クラブを渡り歩いた後、2016年にセリエAのCRフラメンゴから横浜F・マリノスへ完全移籍により加入。横浜F・マリノスではリーグ戦23試合に出場して4ゴールをあげていたが、練習への遅刻をはじめピッチ外で問題を抱えていたことが大きな話題を呼んでいた。
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