かつて明治安田生命Jリーグの鹿島アントラーズや大宮アルディージャを率いていた石井正忠氏は、ブリーラム・ユナイテッドをタイ・リーグ1(タイ1部)優勝に導いた。その中、タイ1部のサムットプラーカーン・シティFCで同氏の指導を受けていた元FC岐阜MF小野悠斗(30)が祝福の言葉を寄せている。
石井正忠氏は2018シーズン終了後に大宮アルディージャ監督を退任すると、およそ1年間の無所属状態をへて2019年12月にサムットプラーカーン・シティFCの指揮官に就任。タイ挑戦1年目の2020/21シーズンでリーグ6位と結果を残すと、昨年12月にリーグ首位のブリーラム・ユナイテッド監督に就任していた。
そのブリーラム・ユナイテッドは石井正忠氏を招へいしたほか、昨年12月の移籍ウィンドウで元ヴィッセル神戸のケニア代表FWアユブ・マシカ(29)や元横浜F・マリノスのタイ代表DFティーラトン・ブンマタン(32)を獲得。シーズン後半戦も順調に勝ち点を積み重ねると、10日開催のタイ・リーグ1第29節・ノーンブワ戦で3-0と勝利。2位のBGパトゥム・ユナイテッドとの勝ち点差が「5」であり、1試合残してのリーグ優勝が決まった。
タイ挑戦後初めてタイトルを獲得した石井正忠氏には、現地メディアやサポーターから称賛の声が数多く寄せられている。
その中、サムットプラーカーン・シティFC所属の小野悠斗(30)も10日にツイッターを更新。石井正忠氏とのツーショット写真をアップするとともに「タイリーグ初日本人優勝監督おめでとうございます!歴史に名を刻みましたね!2年間一緒に仕事をして、サムット時代の日々の積み重ねをみていたからとても嬉しいです これからの活躍も期待してます」と投稿するなど、恩師に対してメッセージを送った。
なお、ブリーラム・ユナイテッドはタイ・リーグカップでもベスト8まで勝ち進んでおり、来月4日に準々決勝・ラーチャブリー戦に臨む。日本人指揮官として快挙を成し遂げた石井正忠氏だが、今度は国内2冠達成が期待される。
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