Jリーグ 名古屋グランパス

名古屋・ランゲラック待望論噴出!豪州代表監督に元GK苦言「彼に電話すべき」

ミッチェル・ランゲラック 写真:Getty Images

 オーストラリア代表は24日、FIFAワールドカップ・カタール大会アジア最終予選の日本戦に臨む。その中、かつてオーストラリア代表でプレーしていたマーク・ボスニッチ氏(50)が明治安田生命J1リーグの名古屋グランパスに所属するGKミッチェル・ランゲラック(33)の代表復帰を望んでいたことを明かした。23日、オーストラリアメディア『SEN』が伝えている。

 ランゲラックは2011年3月の国際親善試合ドイツ戦で初めてベンチ入りすると、2013年10月の国際親善試合フランス戦でデビュー。2014年に行われたワールドカップ・ブラジル大会では本大会のメンバーに名を連ねていたが、アジアカップやワールドカップ予選など大半の試合をベンチで過ごしており、国際Aマッチでは8試合の出場にとどまっていた。そして昨年5月に代表引退を発表。コロナ禍で家族と過ごす時間を多くとることを優先するための決断を下していた。

 一方、現在のオーストラリア代表ではレアル・ソシエダ所属のGKマシュー・ライアン(29)が正守護神を務めており、カタールW杯アジア最終予選ではここまで全試合にフル出場。2014年のブラジルW杯や2018年のロシアW杯でも全試合でゴールマウスを守るなど実績十分だ。しかし、最終予選からのW杯本大会ストレートインが危うい状況であるだけに、一部からは同選手のパフォーマンスに対して批判の声が上がっている。

 その中、かつてアストン・ビラやマンチェスター・ユナイテッド、チェルシーに在籍していたボスニッチ氏も「マシュー・ライアンは間違いなく傑出した存在だ。だが、彼はレアル・ソシエダでレギュラーとしてプレーしているわけではない」とライアンがコンスタントにプレーしていないことを指摘。

 その上で「グラハム・アーノルドはミッチェル・ランゲラックに電話して『何が起ころうと、起こったことは起こったことだ』と伝えるべきだね。コロナ禍で難しい状況だったのは理解しているが、ここに戻ってきてほしい。単純なことだ。今となっては遅すぎるが、それが私の(考えていた)アプローチなのさ」とコメント。ライアンを先発起用し続けるグラハム・アーノルド監督の采配に疑問視している。

 なお、今回のオーストラリア代表メンバーでは、セレッソ大阪に所属するFWアダム・タガート(28)をはじめ複数選手が負傷により招集外に。そしてメンバー発表後にはセルティック所属のMFトム・ロギッチ(29)や上海海港所属のMFアーロン・ムーイ(31)をはじめ主力選手が相次いで離脱する事態に陥っている。