
かつて明治安田生命J1リーグのFC東京でプレーしていた日本代表MF橋本拳人(28)が、ロシア・プレミアリーグ(ロシア1部)のロストフ退団に向かっているようだ。22日、ロシアメディア『RBスポーツ』が伝えている。
同選手はロシアは先月24日にウクライナに対する軍事侵攻を始めると、インスタグラムで「色々とニュースで出てると思いますが、僕も何が起きてるか詳しくは把握出来てません。身の危険は感じていませんし、生活も特に変わらず、練習も普通に行われてます。試合は3日後に行われる予定でしたが、空港が閉鎖されたため不透明という感じです。正直この先何が起きるか少し怖いですが、僕は何も出来ないので試合に向け準備するだけです」とファンにむけて現状を報告していた。
また、国際サッカー連盟(FIFA)は今月7日、ロシア国内クラブでプレーする外国籍選手に対して今月10日までに所属クラブと合意に至らない場合には6月末まで一方的に契約を停止し、他クラブでプレーできるような救済措置を講じている。
そんな橋本拳人の去就を巡っては、ロシアメディア『161RU』がロストフ残留を主張する一方でロストフの地元メディア『Rostov TsargradTV』が契約破棄と報じるなど、ロシア国内で情報が錯そうしていた。
その中、橋本拳人は今月7日開催の第20節PFCソチ戦で先発出場したものの、その後のリーグ戦では全試合メンバー外に。すると『RBスポーツ』は「ハシモトは近いうちに所属クラブを変えるかもしれない。4月7日までにロシア・プレミアリーグのクラブとの契約を中断する権利がある」と伝えている。
また、同選手にはすでにUAEやサウジアラビアからオファーが届いているとのこと。さらに『RBスポーツ』はヴィッセル神戸でプレーする可能性があることもあわせて報じている。
なお、『RBスポーツ』はロストフと橋本拳人の現行契約が2024年6月まで残っていると報道。くわえてロシアメディア『161RU』が昨年12月に伝えたところによると、同選手はロストフで週給1万6000ポンド(約240万円)、年俸換算で83万2000ポンド(約1億2400万円)を受け取っている。
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