日本代表DF吉田麻也(33)は今季限りでサンプドリアを退団する可能性があるようだ。18日、サンプドリアの専門サイト『Club Doria46』が報じている。
吉田麻也は2020年1月にサウサンプトンからサンプドリアへ移籍。本来のパフォーマンスを発揮して出場機会を確保すると、2019/20シーズン終了後に買い取りオプション行使によりサンプドリアへの完全移籍する。そして昨季はセリエAで32試合に出場すると、今季も年明けまでリーグ戦ほぼ全試合で先発出場していた。
ただ吉田麻也は1月上旬から先月下旬にかけて負傷離脱。サンプドリアは成績不振により1月中旬にロベルト・ダベルサ監督を解任してマルコ・ジャンパオロ氏の再招へいに踏み切っているが、同選手は復帰後もジャンパオロ新監督から2試合つづけてスタメン起用されていた。
そんな吉田麻也の去就については、カタール1部所属アル・ガラファからの年俸200万ユーロ(約2億6000万円)によるオファーを却下したと昨年12月中旬にイタリアメディア『カルチョメルカート』が報道。ただ、昨年末にプレミアリーグ(英1部)のニューカッスル・ユナイテッドからの関心も伝えられているほか、イタリア国内メディアは「インテルやミランの守備陣に需要がある」と主張していた。
そしてイタリア・ジェノヴァの地元紙『Il Secolo XIX』は1月末にUAE1部のアル・ジャジーラの幹部が吉田麻也獲得にむけてイタリア入りしたと報道。一方でサンプドリアは今後数週間以内に選手サイドと契約延長にむけて交渉を進めるとみられていた。
しかし『Club Doria46』は、吉田麻也や元イタリア代表FWファビオ・クアリャレッラ(39)、スウェーデン代表MFアルビン・エクダル(32)のについては、サンプドリアがセリエA残留を果たした場合にのみ契約延長により残留すると予想。3選手ともにサンプドリアとの契約期間が今年6月までであるが現状について「3人のベテラン選手にとっては、時間がなくなり始めている。すべてがまだ沈黙している」と去就不透明という見方を示している。
なお、サンプドリアの専門サイト『SAMP NEWS24』は、20日開催のセリエA第30節・ヴェネツィア戦でジャンパオロ監督が吉田麻也をスタメンから外す可能性が高いと予想している。またサンプドリアは前節終了時点で16位に低迷しており、セリエB降格圏の18位ヴェネツィアとわずか4ポイント差となっている。残留争いのライバルとの直接対決で吉田麻也がベンチスタートとなると、今後の起用法や去就に影響が出る可能性も考えられそうだ。
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