セルティックに所属する日本代表FW前田大然(24)が横浜F・マリノス在籍時にセルティックからのオファーを拒否していたことを明かした。16日、クラブ公式サイトが伝えている。
同選手は昨年12月31日に横浜F・マリノスからセルティックへ正式加入。1月16日のスコティッシュ・プレミアシップ(スコットランド1部)第21節・ハイバーニアン戦でデビューすると、いきなりゴールネットを揺らしていた。ただ、チャンスでゴールを決め切れない場面が目立ったこともあり一部サポーターから批判されているほか、地元メディアは昨年にJリーグで1シーズンをフルに戦ったことによる疲労蓄積の可能性を指摘していた。
そんな前田大然は今月中旬にクラブ公式のインタビューに対応。セルティック加入の経緯について聞かれると「(昨年の)夏に(セルティックへ)加入するチャンスがあったんですけど、マリノスでリーグ優勝を目指したかったんです。結局夏ではなく冬にセルティック移籍を決断したんですけど、このクラブに貢献しようと努力していることがとても幸せですね」とコメント。少なくとも一度セルティックからのオファーを断っていたことを明かしている。
また、チーム全体や個人の目標については「最終的な目標はリーグ優勝ですし、そのためにたくさんのゴールを決めることができれば、チームの力になれると思いますね」と語っている。
一方、セルティックの専門サイト『THE CELTIC BHOYS』は「マエダはセルティック移籍後、ここまで苦しんでいる。何度かゴールを決めたが、全体的なパフォーマンスはそこまで印象に残っていない。今のところセルティックの前線をけん引する準備ができていないように見える」と前田大然の現状に触れる。
そして同選手のコメントをもとに「横浜F・マリノスが2021シーズンのJ1リーグ優勝を争っていたので、マエダの決断は理解できる。ただ、もし夏にセルティックに加入していたら、彼はおそらく今頃すでに落ち着いていただろう」と分析。セルティックで苦しんでいる理由のひとつに加入時期を挙げている。
なお、前田大然は今月下旬に行われるFIFAワールドカップ・カタール大会アジア最終予選2試合の日本代表メンバーに選出されている。セルティックが来月3日に宿敵レンジャーズとのダービーマッチを控えているだけに、代表戦終了直後の同選手のコンディションが気になるところだ。
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