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ロシア支援・アノニマス対抗が仇に!レバンドフスキが中国ファーウェイとの契約打ち切り

HUAWEI 写真:Getty Images

 中国の通信機器大手メーカー『HUAWEI(ファーウェイ)』は、ウクライナへの軍事侵攻を行うロシアの支援を行っていると伝えられている。その中、バイエルン・ミュンヘンに所属するポーランド代表FWロベルト・レバンドフスキ(33)が同社との個人契約を解消した。7日、ポーランドメディア『SportoweFakty』が伝えている。

 ロシアは先月24日にウクライナに対する軍事侵攻を開始。ウクライナの軍事施設や空港のみならず民間施設に対してもミサイル攻撃を行っており、日本や欧米諸国から様々な経済制裁を科されている。また、国際的ハッカー集団『Anonymous(アノニマス)』はロシア国営放送等へのハッキング攻撃を実施。ウクライナでの戦闘の様子を情報統制が敷かれるロシア国内で放送するなどサイバー戦争を仕掛けているが、ファーウェイがロシアのネットワークシステム安定化の支援を行っていると伝えられている。

 ロシアによるウクライナ軍事侵攻の影響はサッカー界にも拡大。ポーランドをはじめ複数の代表チームがロシアとの対戦を拒否する声明を出すと、国際サッカー連盟(FIFA)はすべてのロシアチームに対する国際試合参加資格停止処分を発表。FIFAワールドカップ・カタール大会欧州予選プレーオフからロシア代表が除外されている。

 その中、ポーランド代表のエースストライカーであるレバンドフスキの代理人は7日に声明を発表。「ロベルト・レバンドフスキとファーウェイ・ブランドのマーケティング協力を終了することを本日決定した。そのため、私たちの側ではすべてのプロモーションサービスの実施を中断している」とファーウェイとの契約打ち切りを発表。ファーウェイ側も「ファーウェイは、ロベルト・レバンドフスキとのパートナーシップを終了することを残念に思っています。長年の協力に感謝するとともに、彼の今後の成功を祈っています」とコメントを発表している。

 ただ、ファーウェイはロシアへのネットワークシステム支援について、イギリスメディア『デイリーメール』の報道内容が事実ではないと主張している。ウクライナ情勢が混迷を極める中、中国企業の動きにも注目が集まっている。