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「カネのために…」ポステコグルー監督の母国凱旋に批判が!「ダービーは親善試合じゃない」

アンジェ・ポステコグルー 写真:Getty Images

 日本代表FW古橋亨梧(27)やFW前田大然(24)らを擁するセルティックは今月1日、FIFAワールドカップ・カタール大会開催前にオーストラリア国内での親善試合開催を公式発表しているが、セルティックサポーターからの批判が殺到しているようだ。3日、セルティックの専門サイト『VITAL CELTIC』が伝えている。

 カタールW杯は今年11月21日から12月18日までの開催予定と、今までのワールドカップと異なり冬期期間に行われる。そのため、スコティッシュ・プレミアシップ(スコットランド1部)など秋春制を採用している欧州のリーグ戦は2022/23シーズン途中で中断期間を設けるものとみられる。

 その中、セルティックはカタールW杯開幕直前の11月16日から20日まで『シドニー・スーパーカップ』に参戦することを発表。このコンペティションにはAリーグ(オーストラリア1部)のシドニーFCやFW小川慶治朗(29)を擁するウェスタン・シドニー・ワンダラーズ、それにレンジャーズとライバル関係にあるレンジャーズが参加する。

 この『シドニー・スーパーカップ』開催決定をうけて、オーストラリア国内ではセルティック率いるアンジェ・ポステコグルー監督の母国凱旋ということもあり好意的な声が多く見られる。しかし、スコットランドのセルティックサポーターからはSNSで否定的な意見が噴出。「カネのためにフレンドリーマッチでレンジャーズと対戦するのはちがう」、「ダービーはフレンドリーマッチではない」など、親善試合という形式のもとレンジャーズとのダービーマッチがイギリス国外で行われることに拒否反応を示している。

 なお、日本代表は今月24日のオーストラリア戦で勝利すればカタールW杯本大会出場が決まる。セルティックに所属する古橋亨梧や前田大然、旗手怜央、井手口陽介の日本人4選手はカタールW杯の日本代表に招集されない場合、『シドニー・スーパーカップ』の舞台でプレーすることが考えられそうだ。