明治安田生命J2リーグのファジアーノ岡山は22日午後、FW指宿洋史(30)の所属するアデレード・ユナイテッドから元U23オーストラリア代表MFステファン・ムーク(26)を獲得したと公式発表している。そんなムークのプロフェッショナルな姿勢をアデレード・ユナイテッドのカール・ヴァールト監督が称えた。22日、クラブ公式サイトが伝えている。
身長174cmのムークは、エールディビジ(オランダ1部)のNECナイメヘンやAリーグのメルボルン・シティ、ブリズベン・ロアーをへて、2020年1月にAリーグ(オーストラリア1部)のアデレード・ユナイテッドへ復帰。復帰1年目の2020/21シーズンはキャプテンを務める中、リーグ戦26試合中23試合で先発出場。そして今季もここまで14試合中13試合でキャプテンマークを巻きながらスタメン出場しており、トップ下やインサイドハーフでプレーしていた。
ムーク本人は先月中旬にAリーグの公式ポッドキャストのインタビューに応じた際、Jリーグ挑戦に近づいていることについて「これまでのキャリアの中で最も幸せな瞬間だ。本当にタフな決断だった。数日間で決まったことではなく、長い間待ち望んでいたことなんだ」と喜びの言葉を残していた。
また、オーストラリアメディア『FTBL』は先月5日の時点でムークのファジアーノ岡山移籍が確実と報じていたが、ファジアーノ岡山は今月22日になって同選手の獲得を公式発表している。
その中、ヴァールト監督はアデレード・ユナイテッド退団の決まったムークについて「ステファンの移籍の可能性は以前から分かっていたが、それでも彼は絶対的なプロフェッショナルであり続け、我々を見事にリードしてくれた」
「自分を見失うことなくチームのために110%の力を発揮してきた姿が、ステファンの人柄を表している。アデレード・ユナイテッドのみんなを代表して、ステファンのクラブでの活躍に感謝するとともに、彼の復帰をいつでも歓迎したい」とクラブ公式サイトを通じてコメントを残している。
Jリーグ移籍濃厚と伝えられる中でもキャプテンとしての責任を全うしたムーク。ファジアーノ岡山サポーターの同選手に対する評価が高まることはほぼ確実だろう。
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