日本代表GK中村航輔(26)はプリメイラリーガ(ポルトガル1部)のポルティモネンセで厳しい立場に置かれているが、来季以降は多くのチャンスが巡って来る可能性があるようだ。14日、ポルトガル紙『A BOLA』が伝えている。
中村航輔は昨年1月にポルティモネンセへ加入したものの、昨季は公式戦での出場がなかったほか、3月以降は全試合でメンバー外となっていた。そして今季もリーグ戦20試合中7試合でベンチ入りしたものの出番はなく、トップチームでの出場はわずか2試合にとどまっている。その中、先月30日開催のプリメイラリーガ第20節・トンデラ戦ではチーム内でのクラスター発生により急きょ先発出場したが、2失点を喫してチームに勝ち点をもたらせなかった。
ポルティモネンセのGK陣では、ブラジル人GKサムエル(27)が今季ここまでトンデラ戦をのぞきリーグ戦全試合で先発出場。そのサムエルのバックアッパー1番手を中村航輔、GKリカルド・フェレイラ(31)、イラン代表GKパヤム・ニアズマンド(26)の3選手で争っていた。
その中、ポルティモネンセは今月5日にリカルド・フェレイラとの契約解除を発表。同選手はスロバキア1部のDAC 1904ドゥナイスカー・ストレダへ加入している。また、サムエルとは2026年6月までの新契約を締結。契約内には4000万ユーロ(約52億円)による契約解除条項が盛り込まれている。
そのサムエルは今月12日のプリメイラリーガ第22節・ボアヴィスタ戦でも先発出場しているが、この一戦でユベントスのスカウト陣がスタンドで観戦。サムエルのプレーをチェックしていたという。
なお、ユベントスはポーランド代表GKボイチェフ・シュチェスニー(31)が正守護神を務めており、イタリア代表GKマッティア・ペリン(29)がバックアッパー1番手としてほぼ全試合でベンチ入りしている。ユベントスがゴールキーパーの補強に動くとなれば、中村航輔のポルティモネンセにおける立ち位置に変化があるかもしれない。
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