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名古屋シュヴィルツォク退団の噂再燃!「彼の将来は不透明」と海外メディア報道

ヤクブ・シュヴィルツォク 写真:Getty Images

 明治安田生命J1リーグの名古屋グランパスに所属するポーランド代表FWヤクブ・シュヴィルツォク(29)は、やはり退団に向かっているかもしれない。14日、ポーランドメディア『インテリア・スポーツ』が伝えている。

 同選手はポーランド代表の一員としてEURO2020に臨んだ後、昨年7月に名古屋グランパスへ完全移籍。2021シーズンはJ1リーグで14試合に出場して7ゴールをマーク。そして、10月30日開催のYBCルヴァンカップ決勝・セレッソ大阪戦では途中出場してクラブのタイトル獲得に貢献。しかし、10月17日に行われたAFCチャンピオンズリーグ(ACL)準々決勝・浦項スティーラーズ戦後のドーピング検査で陽性と判定されたことにより、現在は暫定的にすべてのサッカー活動が禁止されている。

 そんなシュヴィルツォクはクラブと2024年1月までの複数年契約を結んでいる上、高額年俸を受け取っている。そのため、山口素弘GM(ゼネラルマネージャー)が同選手の退団を望んでいるとポーランド国内で伝えられていた。

 その中、『interia sport』はシュヴィルツォクがドーピング陽性反応により問題を抱えていることを紹介。その上で「日本のクラブでの彼の将来はほとんど不透明であり、複雑な状況だ。この冬でクラブを取り巻く状況は大きく変わった。新しい人物が加わり、高額の契約を結んでいる選手がチームに別れを告げる可能性もある」と再び同選手の名古屋グランパス退団の可能性に関する見解を示している。

 なお、名古屋グランパスは先月9日に2022シーズンのトップチーム体制を公式発表しているが、選手一覧にシュヴィルツォクの名前は含まれている。ただ、現時点でもシュヴィルツォクに対するアジアサッカー連盟(AFC)からの最終処分はまだ公式発表されていないだけに、サポーターから同選手の状況を心配する声が上がっている。