Jリーグ 横浜F・マリノス

「前田大然はつねに貪欲」横浜FMコーチがエピソード激白!「時々私と一緒に勉強していた」

前田大然 写真提供: OneFootball

 明治安田生命J1リーグの横浜F・マリノスでプレーしていた日本代表FW前田大然(24)は、新天地セルティックでも結果を残している。その中、横浜F・マリノスのヘッドコーチであるショーン・オントン氏が同選手のプレー面におけるクオリティやメンタリティについて語った。8日、オーストラリアメディア『KEEP UP』が伝えている。

 同選手は昨年12月31日に横浜F・マリノスからセルティックへの買い取り義務付きレンタル移籍が正式決定。先月16日にスコティッシュ・プレミアシップ(スコットランド1部)第21節・ハイバーニアン戦でデビューすると、前半4分に移籍後初ゴールをマークしている。また、FIFAワールドカップ・カタール大会アジア最終予選の中国戦とサウジアラビア戦でも後半途中から出場。今月6日に行われた第25節・マザーウェル戦でダメ押しゴールを決めるなど、好調を維持いている。

 そんな前田大然の持っている能力について、オントン氏は『KEEP UP』のインタビューで「彼の身体能力は誰にとっても印象に残るものだ。単なるスピードだけではない。ダイゼンのスプリントを繰り返す能力には私も驚いた」

 「スピードのある選手たちの多くは、一度だけスプリントすることができても、その後もう一度スプリントするための回復に時間がかかる。彼はスプリントを何度も繰り返すことができる。(試合終了間際の)80分、90分になっても続けることができる。本当にすごいことだ」と称賛している。

 また、オントン氏は前田大然が横浜F・マリノスで成功を収めた理由を聞かれると「他の選手と同じくダイゼンもこの環境に慣れるのに少し時間がかかった。だが、彼は(横浜F・マリノスでの)環境を受け入れようと頑張っていたんだ」

 「アンジェは彼の能力を発揮させることができた。プレスをかけてゴールを奪うというプレーだ。彼のことを信頼し、彼自身もそのことを受け入れようとしてきた。彼の性格がプレーに現れているような気がするのさ。このスタイルのサッカーは彼のプレーにとても合っているように感じている」と語っている。

 そして前田大然のメンタリティについて「彼には“次の”レベルがある。物事を学ぶのにつねに貪欲だ。素晴らしい性格だ。昨年よりも前から英語を勉強していた。時々私と一緒に練習していたよ。彼にはいつかもう一度海外に行きたいという野心があった。日本人にはそういう選手が多い。英語を勉強している選手たちは次のステップを考えているのさ」とコメント。横浜F・マリノス在籍時にはすでに英語を勉強していたことを明かした。