トゥールーズに所属する日本代表FWオナイウ阿道(26)は5日、リーグ・ドゥ(フランス2部)第23節・ディジョン戦で3試合ぶりにゴールをあげたが、現地での評価は高くないようだ。6日、トゥールーズの専門サイト『Les Violets』が伝えている。
同選手は昨年7月に明治安田生命J1リーグの横浜F・マリノスからトゥールーズへ完全移籍。シーズン序盤はレギュラーに定着していたものの、前線でのし烈なポジション争いもあり昨年10月以降はベンチスタートの機会が増加。それでも昨年12月18日開催のクープ・ドゥ・フランス(フランス国内カップ戦)3回戦・ニーム・オリンピック戦で2ゴール1アシストをあげて、再びレギュラーをつかんでいる。
そんなオナイウ阿道は、絶対的ストライカーであるFWリース・ヒーリー(27)が累積警告により出場停止となったこともあり、ディジョン戦では3トップの中央で先発出場。3-1で迎えた81分、ディフェンスラインの裏へのスルーパスに反応すると、ペナルティエリア右脇からダイレクトで右足を振りぬき、ゴールマウス上部を豪快に揺らしている。
ただ、『Les Violets』は「この日本人は後半途中まではほとんど何もできず、トライしたかったチャンスをすべて逃した」とゴールを決めるまでのパフォーマンスに改善の余地があることを指摘。また、トゥールーズOBの解説者であるロベール・マルム氏は「批判的な意見で申し訳ない。彼はここにやって来てからあらゆるものを兼ね備えているわけではなく、むしろ変わっているところもあった。ただ、この試合では何かが足りなかったね。2度決定機はあったんだが」と不満をあらわにしている。
なお、トゥールーズは今月12日に第24節・ヴァランシエンヌ戦を控えている。この試合では出場停止処分を終えるヒーリーが先発メンバーに復帰することが予想されるだけに、オナイウ阿道としては引き続き結果を残したいところだ。
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