三木谷浩史氏が最高経営責任者を務める『楽天グループ株式会社』は、バルセロナとのメインスポンサー契約を今季をもって終了することが正式決定しているが、楽天以上に高額の“胸スポンサー”契約を結ぶことがほぼ確実になったようだ。6日、スペイン紙『スポルト』が報じている。
バルセロナは2017/18シーズンから楽天とのスポンサー契約を結んでおり、昨季まで年間5500万ユーロ(約72億円)という巨額のスポンサー料を受け取っていた。また、昨年11月には1年間の契約延長オプションを行使。これにより、両者の契約期間は2022年6月までに延長されていた。
しかし、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、2020年3月からしばらく公式戦が中断されると、再開直後もしばらく無観客での開催を強いられるなど、バルセロナは経営面での打撃を受ける。くわえて2020/21シーズンに関しては3000万ユーロ(約39億円)までスポンサー料が減額。さらに三木谷浩史氏がバルセロナの待遇に満足していないことが報じられており、両者の契約は今季限りで終了することが決まっている。
また、バルセロナは楽天グループにかわるスポンサーに対して年間5500万ユーロ以上の支払いを求めていると昨年10月に伝えられていた。
その中、『スポルト』の報道によると、音楽ストリーミングサービス『Spotify』を手がけるスウェーデン企業の『スポティファイ・テクノロジー』とバルセロナが年間6000万ユーロ(約79億円)による契約を締結することで大筋合意に達したとのこと。契約年数に関しては現時点で報じられていないが、クラブは来週にもユニフォームの胸に刻まれるスポンサーとの契約内容を公式発表するという。
さらにバルセロナはホームスタジアム『カンプ・ノウ』の命名権をスポティファイ・テクノロジーに売却するとのこと。新型コロナウイルス感染拡大による入場料収入の激減、クラブ財政の悪化をうけて決断を下したものとみられる。
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