サンプドリアに所属する日本代表DF吉田麻也(33)に再び中東クラブが関心を寄せているようだ。5日、イタリア・ジェノヴァの地元紙『Il Secolo XIX』やイタリアメディア『カルチョメルカート』が伝えている。
同選手は2020年1月にサウサンプトンからサンプドリアへ移籍。本来のパフォーマンスを発揮して出場機会を確保すると、2019/20シーズン終了後に買い取りオプション行使によりサンプドリアへの完全移籍する。そして昨季はセリエAで32試合に出場すると、今季もロベルト・ダベルサ前監督のもとでここまでリーグ戦23試合中16試合で先発出場。先月6日に行われたセリエA第20節・カリアリ戦で右大腿部を負傷していたが、今月6日の第24節・サッスオーロ戦で復帰する可能性が伝えられている。
そんな吉田麻也は、カタール1部所属アル・ガラファからの年俸200万ユーロ(約2億6000万円)によるオファーを却下したと、昨年12月中旬にイタリアメディア『カルチョメルカート』が報道。ただ、昨年末にプレミアリーグ(英1部)のニューカッスル・ユナイテッドからの関心も伝えられているほか、イタリア国内メディアは「インテルやミランの守備陣に需要がある」と主張していた。
くわえて『Il Secolo XIX』は先月29日、UAE1部のアル・ジャジーラの幹部が吉田麻也獲得にむけてイタリア入りしたと報道。しかし、サンプドリアは今冬の移籍ウィンドウで同選手を放出しない意向を固めているほか、今後数週間にわたり選手サイドと契約延長にむけて交渉を進めるとみられていた。
しかし、『Il Secolo XIX』の新たに伝えたところによると、現時点で契約延長の交渉はストップしているとのこと。サンプドリアは吉田麻也と同じく今年6月に契約満了を迎える元イタリア代表FWファビオ・クアリャレッラ(39)との契約延長交渉を優先。クアリャレッラとの契約延長終了後に吉田麻也との交渉を再開するものとみられる。
また、イタリアメディア『カルチョメルカート』はアル・ガラファがここに来て再び吉田麻也の獲得に乗り出したと伝えている。中東方面からの関心が絶えないものの、吉田麻也本人は今年11月開催のFIFAワールドカップ・カタール大会に出場するためにも欧州でのプレーを望んでいるようだ。
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