
明治安田生命J1リーグの清水エスパルスは、ブラジル人FWミカエル(22)の獲得を目指したものの、カンピオナート・ブラジレイロ・セリエB(ブラジル2部)に降格したスポルチ・レシフェとの交渉が決裂していた。そのミカエルの新天地はセリエA(イタリア1部)になるようだ。30日、ブラジルメディア『グローボ』が報じている。
同選手はスポルチ・レシフェの下部組織在籍時に2度レンタル移籍した後、2020年10月にトップチームへ昇格。2020シーズンはリーグ戦で14試合に出場しているほか、トップチームのデビュー戦でゴールをマーク。そして2021シーズンはリーグ戦で22試合に先発出場したほか、残留争い真っ只中の11月には5試合でスタメンに抜てきされると、4ゴール1アシストと結果を残していた。
そんなミカエルに対しては、昨年10月に日本と欧州のクラブからコンタクトがあったことや、すでに複数クラブのスカウト陣が公式戦の視察に訪れていることを代理人が明かしていた。くわえて、ポルトガルやアメリカ、それに韓国のクラブがすでに同選手の獲得に失敗しているほか、カンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)のアメリカ・ミネイロ、セアラーSCなどブラジル国内複数クラブからの関心が伝えられていた。
その中、清水エスパルスは「移籍金150万ドル(約1億7000万円)を支払って50%の保有権を取得する」という条件でオファーを提示。しかし、スポルチ・レシフェは「400万ユーロ(約5億2000万円)を受け取って80%の保有権を売却する」という条件でオファーを受け入れることを発表したと、先月23日にブラジルメディア『グローボ』が報道。
すると清水エスパルスは「獲得時に移籍金150万ドル(約1億7000万円)を支払って同選手の保有権の50%を取得。7ゴール到達時に50万ドル(約6000万円)を追加支払い、12ゴール到達時に100万ドル(約1億2000万円)を支払って保有権の30%を取得するというオプション発生」という条件で再度オファーを提示。しかし、スポルチがこれを受け入れることはなく、交渉は決裂していた。
その後もブラジル国内外の複数クラブがミカエル獲得に乗り出していたが、セリエA(イタリア1部)のUSサレルニターナ1919へ移籍することが濃厚であるとのこと。イタリア国内の移籍ウィンドウが今月31日に閉鎖を迎える中、29日に同選手の代理人や両クラブの幹部を交えた会談が行われたほか、移籍金350万ユーロ(約4億5000万円)で決着するものとみられる。
なお、ミカエルは29日に行われたコパ・ド・ノルデスチ(ブラジル北東部のサッカー選手権)グループステージ第2節・ナウチコ戦でハットトリックを達成し、チームの勝利に貢献している。また、スポルチ・レシフェの会長は試合後のインタビューでナウチコ戦がミカエルにとってのラストマッチになる可能性があることを明言している。
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