セルティックに所属する元日本代表MF井手口陽介(25)にタックルを見舞った選手に厳罰が下された。28日、イギリスメディア『Football Scotland』が伝えている。
井手口陽介は昨年12月31日にガンバ大阪からセルティックへの完全移籍が決まると、年明けにセルティックの全体トレーニングに合流。今月17日開催のスコティッシュ・プレミアシップ(スコットランド1部)第21節・ハイバーニアン戦で後半途中からピッチに立ってデビューしていた。
ただ、同選手は22日のスコティッシュ・カップ4回戦・アロア・アスレティック戦で先発出場した際、60分にMFモハメド・ニアン(22)から足元にタックルを見舞われ負傷退場。ニアンにはイエローカードしか提示されず、現地では判定を疑問視する声が上がっていた。
しかし、スコットランドサッカー協会は28日、ニアンに対する処分内容を発表。イエローカードからレッドカードへの判定変更にくわえて、2試合の出場停止処分を科している。
これに対してアロア・アスレティックのバリー・ファーガソン監督は「ひとつ言えることは、我々はこの決定に不服があるということだ。ニアンがイデグチにコンタクトしていなかったとは言っていない。だがプレーをよく見ると、彼はボールを奪うことに集中していた。ただ、残念ながらフォロースルーがイデグチの足首に当たってしまったんだ」と主張している。
なお、セルティックは来月2日に首位レンジャーズとのダービーマッチを控えている。すでに日本代表FW古橋亨梧(27)の欠場がほぼ確実である中、井手口陽介もリーグタイトルの行方を左右する一戦でベンチ外となるかもしれない。
コメントランキング