明治安田生命J1リーグの鹿島アントラーズに所属する日本代表FW上田綺世(23)は、ジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)のシント=トロイデンVV(STVV)に移籍する可能性があるようだ。19日、ベルギーメディア『VOETBAL』が伝えている。
上田綺世は鹿島学園高校や法政大学をへて、2019年に鹿島アントラーズに入団。プロ1年目からJ1リーグで4ゴールを決めると、2020年から2シーズンつづけて2桁ゴールをマーク。前線の主力として活躍している。また、2019年にはコパ・アメリカに臨む日本代表に選出されると、昨年にはU24日本代表の一員として東京五輪男子サッカー競技に臨み全6試合でピッチに立っていた。
一方、STVVは2019年夏に鹿島アントラーズからFW鈴木優磨(25)を獲得。同選手は2020/21シーズンにリーグ戦全試合で先発出場して17ゴールを挙げていたが、今季は11試合の出場でわずか2ゴールと不振を極めていた。また、鈴木優磨はSTVVとの契約を2023年6月まで残していたものの、今月3日に鹿島アントラーズへの復帰が正式決定。STVVは鈴木優磨にかわるストライカーの獲得を目指している。
その中、『VOETBAL』は鈴木優磨の後釜として上田綺世を推奨。ただ、上田綺世は鹿島アントラーズとの契約を2023シーズン終了後まで残しているため、獲得する際にはそれ相応の移籍金が必要であるものとみられる。
なお、STVVは今季ここまでリーグ22戦試合を終えて勝ち点24の獲得にとどまっており、18クラブ中13位に沈んでいる。チーム全体の得点数が「22」とリーグで2番目に少ない数字であるだけに、STVV幹部には攻撃陣の強化が求められているはずだ。
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