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FC東京・渡辺剛に海外移籍破談の過去が!コルトレイク幹部が告白

FC東京のゴール裏 写真提供: Gettyimages

 明治安田生命J1リーグのFC東京2021シーズンまでプレーしていた日本代表DF渡辺剛(24)は、ジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)のKVコルトレイクへ完全移籍している。その中、KVコルトレイクの幹部が同選手獲得に至るまでの過程を明かした。15日、ベルギーメディア『KW』が伝えている。

 同選手はFC東京の下部組織や山梨学院大学附属高校、中央大学をへて、2019年にFC東京へ入団。プロ1年目からJ1リーグで20試合に出場すると、翌2020シーズンから副キャプテンに就任。2021シーズンにはリーグ戦27試合でピッチに立つと、昨年12月28日にKVコルトレイクへの完全移籍が正式決定。KVコルトレイクと3年半の契約を結んでいる。

 そんな渡辺剛は14日に行われたジュピラー・プロ・リーグ第22節・KAAゲント戦で早速デビュー。右サイドバックのポジションでフル出場を果たしたが、チームは2-2の引き分けに終わっている。

 その中、KVコルトレイクの最高経営責任者が『KW』の取材に対応すると、2020年夏の移籍ウィンドウの時点で渡辺剛の獲得を狙っていたことを告白。FC東京が高額の移籍金を要求した上に、買い取りオプション付きレンタル移籍での獲得を打診されたことにより、一度交渉が破談に終わっていたことを明かしている。

 なお、KVコルトレイクでは今月7日の時点で選手4名とクラブスタッフ5名が新型コロナウイルス陽性と判定。今月9日に開催予定だったベルギー2部のRWDモレンベークとの練習試合を中止するなど、万全な準備ができない中でシーズン後半戦に臨んでいる。