
明治安田生命J1リーグの北海道コンサドーレ札幌に所属するタイ代表MFチャナティップ・ソングラシン(28)は、川崎フロンターレへの電撃移籍報道でJリーグファンの関心を集めている。
チャナティップは2017年夏、タイ・リーグ1(タイ1部)のムアントン・ユナイテッドから北海道コンサドーレ札幌へ1年半のレンタルにより加入。2018シーズンにミハイロ・ペトロヴィッチ監督のもとで主力としてチームをJ1リーグ4位に導くと、翌2019年に北海道コンサドーレ札幌へ完全移籍。2021シーズンは負傷による離脱期間こそあったものの、J1リーグで23試合に先発出場。攻撃陣の主力としてチームを支えていた。
そんなチャナティップの去就を巡っては、これまでタイメディアが再三にわたり欧州挑戦の可能性を報道。しかし、チャナティップ本人は昨年7月にタイメディアの取材で年齢面で欧州クラブへの移籍が厳しいという見解を示していた。また、2021シーズン終了直後には同選手の残留が既定路線であると、日本国内の一部メディアが伝えていた。
しかし、今月7日になってチャナティップの川崎フロンターレ移籍がほぼ確実になったと、日本国内の複数メディアが報道。これには、北海道コンサドーレ札幌のサポーターから「めっちゃショック…」、「行かないで!」と悲観的なコメントが数多く寄せられているほか、Jリーグファンからも「海外だと思っていたからビックリ」、「想定外」という声が上がっている。また、ツイッターでは7日朝の時点で「電撃移籍」、「チャナティップ」、「タイのメッシ」という言葉がトレンド入りするなど、今回の報道による衝撃の大きさを物語っている。
なお、川崎フロンターレは日本代表FW旗手怜央(24)のセルティック移籍が昨年の大晦日に正式決定。一部のJリーグファンからは、同選手の放出で得た移籍金でチャナティップ獲得に向かった可能性を指摘する声も上がっている。
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