かつて明治安田生命J1リーグの横浜F・マリノスでプレーしていたブラジル人FWカイケ(33)は、中東クラブ加入からわずか2カ月半で退団するようだ。27日、カタールメディア『アル・カス』が伝えている。
同選手は2019年に横浜F・マリノスとの契約を解除した後、カタール・スターズリーグ(カタール1部)のカタールSCやウム・サラルSCでプレー。今年7月にウム・サラルSCを契約満了により退団した後には、しばらく無所属状態となっていた。しかし、Aリーグ(オーストラリア1部)のメルボルン・ビクトリーやカンピオナート・ブラジレイロ・セリエB(ブラジル2部)に所属するセントロ・スポルチーヴォ・アラゴアーノ(CSA)への移籍が噂される中、10月12日にアル・ホールSCへの加入が正式決定していた。
そんなカイケはアル・ホールSC加入後、ここまでリーグ戦全4試合で先発出場したものの、チームはいずれの試合でも完封負けを喫している。一方、カタール・スターズカップ(カタール国内カップ戦)では、全5試合でフル出場し2ゴールをあげていた。
しかし、『アル・カス』の報道によると、アル・ホールSCは今月末に契約満了を迎えるカイケとの契約更新を行わない模様。また、カイケ本人はすでにチームメイトに別れを告げているほか、今月30日開催の第11節・カタールSC戦に出場しないことも確実であるという。
なお、カイケはブラジルやデンマーク、ノルウェー、ポルトガルの複数クラブを渡り歩いた後、2016年にカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)のCRフラメンゴから横浜F・マリノスへ完全移籍により加入。横浜F・マリノスではリーグ戦23試合に出場して4ゴールをあげていたが、練習への遅刻をはじめピッチ外で問題を抱えていたことが大きな話題を呼んでいた。
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