
徳島ヴォルティスは今月24日、元ノルウェー代表FWムシャガ・バケンガ(29)との契約更新を発表している。そんなバケンガは今年10月6日、ノルウェーメディア『TV 2 Sporten』のインタビューでJリーグでのプレーに対する満足感を語っていた。
バケンガはオッドBKの一員として、昨季につづいて今季もエリテセリエン(ノルウェー1部)で2桁ゴールをマークすると、今年8月6日に徳島ヴォルティスへの完全移籍が正式決定。ビザの関係もあり入国が遅れたが、9月上旬にチームに合流すると、9月18日開催の第29節・名古屋グランパス戦でデビュー。以降、J1リーグでは第36節・FC東京戦をのぞき全試合でピッチに立っていた。
一方、徳島ヴォルティスは8月中旬からおよそ1カ月間にわたりリーグ戦6連敗を喫するなど、シーズン後半に失速。湘南ベルマーレや清水エスパルスなどとJ1残留争いを繰り広げる中、第37節・湘南ベルマーレ戦で1-0と勝利していたが、サンフレッチェ広島戦で敗戦。1年でのJ2降格が決まっているが、その中でもバケンガは徳島ヴォルティスの一員としてJ1復帰を目指すことを決断している。
そんなバケンガは来日から1カ月後に母国メディアの取材に対応。日本でのプレーを続けるかという質問に対して「そうだね、すでにこの国のことが大好きだ。できるだけ長くここにいられるよう、できる限りのことをするよ。この国の人々や文化が素晴らしいだけでなく、個人的に日本サッカーのレベルがとても高いしね。日本でもっといいサッカー選手になるよ」と語っていた。
そしてJリーグのレベルの高さについては「ここは本当にレベルが高いよ。選手個々人もいいし、実際に(僕が)衝撃を受けるほどいい選手もいるね。今までとは比べものにならないくらいインテンシティが高いというのは、想像を絶するものだった。プレースピードが速く、技術面でも(日本の方が)ずっと良い。だけど、それは僕にとっていいことだ。僕自身、日々進化している実感があるね」とコメント。自分の身を置く環境で好感触をつかんでいることを明かしていた。
来日直後の隔離期間中に日本語のレッスンを受けるなど、日本の環境に慣れるための努力をしてきたバケンガ。J2リーグの舞台で本来のパフォーマンスを発揮できるか注目が集まる。
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