Jリーグ 徳島ヴォルティス

徳島、主力DFカカ退団加速か!母国復帰へ交渉前進と海外報道

徳島ヴォルティスのサポーター 写真提供: Gettyimages

 徳島ヴォルティスに所属するブラジル人DFカカ(22)は、今季限りでの退団に近づいているようだ。21日、ブラジルメディア『VAVEL』のジャーナリストが伝えている。

 同選手は今年2月にカンピオナート・ブラジレイロ・セリエB(ブラジル2部)のクルゼイロから徳島ヴォルティスへ完全移籍。5月1日開催のJ1リーグ第12節・サガン鳥栖戦でデビューすると、翌週の第13節・北海道コンサドーレ札幌戦以降はリーグ戦でほぼ全試合フル出場していたが、クラブは今月4日開催の最終節・サンフレッチェ広島での黒星によりJ2降格が決まっていた。

 そんなカカの去就を巡っては、カンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)のサンパウロがレンタルでの獲得にむけて選手サイドとの交渉を開始したと、今月15日にブラジルメディア『terra』が報道。サンパウロがカカ獲得に乗り出している背景として、同選手がクルゼイロ在籍時にロジェリオ・セニ元監督のもとで出場機会を増やしており、そのセニ氏が現在サンパウロを率いていることを挙げていた。

 その中、『VAVEL』の報道によると、サンパウロのセニ監督がすでにカカ獲得にゴーサインを出しているほか、クラブ幹部も交渉を順調に進めているとのこと。同選手の徳島ヴォルティス退団の可能性が高まっているようだ。

 なお、カカと徳島ヴォルティスの契約内容については、総額200万ドル(約2億3000万円)の4年契約とブラジルメディアが伝えていたほか、徳島ヴォルティスはクルゼイロに対して移籍金として1070万レアル(約2億2000万円)を支払っている。