Jリーグ ベガルタ仙台

仙台がU23韓国代表DF獲得へ!元G大阪キム・ヨングォン加入で出場機会確保見込めず

ベガルタ仙台のホーム ユアテックスタジアム仙台 写真提供: Gettyimages

 明治安田生命J2リーグに降格したベガルタ仙台は、Kリーグ1(韓国1部)の蔚山現代からU23韓国代表DFキム・テヒョン(21)を獲得するようだ。20日、韓国メディア『スポーツ朝鮮』が伝えている。

 身長187cmで左利きの同選手は、高校在学中の2019年1月に蔚山現代へ入団。2019年7月に大田ハナシチズンへ半年間のレンタル移籍により加入すると、昨季はソウル・イーランドに1年レンタルにより在籍。昨季終了後に蔚山現代へ復帰したものの、今季はリーグ戦でわずか6試合の出場にとどまたほか、上位6クラブによって争われるKリーグ1ファイナル(プレーオフ)ではピッチに立つことがなかった。

 一方で、キム・テヒョンは韓国の年度別代表に選出されており、昨年に行われたAFC U23アジアカップでは6試合中3試合に出場。U23韓国代表の一員としてタイトルを手に入れており、韓国国内における有望株として注目を集めている。

 その中、Kリーグの移籍市場に詳しい関係者が『スポーツ朝鮮』に対して、キム・テヒョンはベガルタ仙台へレンタル移籍することを明かしたとのこと。

 蔚山現代はガンバ大阪を退団した韓国代表DFキム・ヨングォン(31)の獲得を公式発表している。くわえて、FC東京でプレーした過去を持ち、サウジアラビア1部のアル・ヒラルで2度のAFCチャンピオンズリーグ制覇に貢献した元韓国代表DFチャン・ヒョンス(30)の獲得にも向かっていると伝えられている。そのため、センターバックを本職とするキム・テヒョンには再び他クラブで経験を積むことになったようだ。

 なお、ベガルタ仙台の外国籍選手では、正守護神を務めた元ポーランド代表GKヤクブ・スウォビィク(30)がFC東京へ完全移籍している。ただ、ブラジル人FWフェリペ・カルドーゾ(23)がレンタル期間延長という形で残留することがほぼ確実となっているほか、セルビア人GKネデリュコ・ストイシッチ(24)の残留が決まっている。