カンピオナート・ブラジレイロ・セリエB(ブラジル2部)に降格したスポルチ・レシフェに所属するブラジル人DFラファエル・ティエリ(28)に、Jリーグ移籍の可能性があるようだ。27日、ブラジルメディア『UOL』が伝えている。
センターバックを本職とするティエリは、2013年にグレミオでトップチーム昇格を果たすと、アトレチコ・ゴイアニエンセやシャペコエンセへのレンタル移籍をへて、2019年2月にスポルチ・レシフェへ移籍。加入1年目からリーグ戦36試合に先発出場し、カンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)への昇格に大きく貢献すると、今季もセリエAで全38試合中32試合に先発出場していた。
しかし、スポルチ・レシフェは今季開幕から第11節・フルミネンセ戦までわずか1勝と苦戦を強いられると、先月28日開催の第35節・サンパウロ戦で敗れたことにより、セリエB降格が決定。ブラジルの複数メディアは、ティエリやブラジル人FWミカエル(22)をなど複数選手の引き留めが難しいと伝えている。
そんなティエリはスポルチ・レシフェとの契約を来年12月まで残す中、ブラジル国内以外にも日本や韓国、サウジアラビアのクラブからオファーが届いているとのこと。また、本人はブラジル国内のメディアインタビューで、自身の去就について代理人に任せていることを明かしている。
なお、スポルチ・レシフェはリーグ戦におけるチーム全体の得点数が「24」とリーグ最少に終わったのに対して、失点数は「37」と上位クラブにも見劣らないほどの好成績を残している。守備陣の中心選手としてチームをけん引してきただけに、すでにティエリを巡る争奪戦は展開されているようだ。
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