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吉田麻也、中東移籍を拒否!年俸2.5億円超のオファー届くも…

吉田麻也 写真提供: Gettyimages

 サンプドリアに所属する日本代表DF吉田麻也(33)は、カタール1部のアル・ガラファからのオファーを断ったようだ。15日、イタリアメディア『カルチョメルカート』が伝えている。

 同選手は7年以上サウサンプトンでプレーした後、昨年1月にサンプドリアへ移籍。本来のパフォーマンスを発揮して出場機会を確保すると、2019/20シーズン終了後に買い取りオプション行使によりサンプドリアへの完全移籍が決定。昨季はクラウディオ・ラニエリ前監督のもとでセリエA32試合に出場すると、今季もロベルト・ダベルサ監督のもとでここまでリーグ戦16試合中13試合に先発出場。チームが下位に低迷する中、今月10日に行われたジェノアとのダービーマッチではフル出場し、勝利に大きく貢献していた。

 また、吉田麻也はサンプドリアとの契約が来年6月に満了を迎えるが、選手サイドとクラブ首脳陣が2023年6月までの新契約締結にむけた交渉を進めていると、先月中旬にイタリアメディアが報じていた。

 その中、『カルチョメルカート』は今月14日、元インテル監督のアンドレア・ストラマッチョーニ氏が率いるアル・ガラファが吉田麻也獲得のオファーを提示したと報道。現在カタール1部で4位につけているアル・ガラファは、来季AFCチャンピンズリーグ(ACL)出場権獲得時を見据えて、アジア枠で登録可能な同選手に関心を寄せていたという。

 しかし、選手サイドは年俸200万ユーロ(約2億6000万円)によるアル・ガラファからのオファーを拒否したとのこと。欧州でのプレーにこだわる姿勢を変えず、サンプドリアとの契約延長を望んでいるようだ。

 吉田麻也は33歳となった今でも、守備陣の中心選手として日本代表やサンプドリアをけん引しているだけに、高額年俸を求めて環境を変える必要はないと判断した格好だ。