日本代表FW鈴木武蔵(27)を擁するKベールスホットVAは、今季のジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)で不振に喘いでいる。その中、ベルギーメディア『VOETBAL』は13日、鈴木武蔵のパフォーマンスに注目している。
鈴木武蔵は昨年8月、明治安田生命J1リーグの北海道コンサドーレ札幌からKベールスホットVAへ完全移籍。海外挑戦1年目の昨季はリーグ戦34試合中22試合でスタメンに抜てきされ、6ゴール1アシストをマーク。しかし、今季は序盤での監督交代がある中、第15節終了時点で5試合の先発出場にとどまっているほか、いまだに無得点と結果を残せていない。
また、KベールスホットVAも開幕から未勝利と苦戦を強いられると、9月13日開催のジュピラー・プロ・リーグ第7節・シント=トロイデンVV戦で敗れた翌日にペーター・マース監督を解任。かつてアルゼンチン代表率いるマルセロ・ビエルサ監督のアシスタントコーチとして日韓W杯に出場したハビエル・トレンテ氏を招へいしたもののチームの調子は上向かず、今月11日に行われた第18節・KASオイペン戦でも0-1と敗れている。
その中、『VOETBAL』はKベールスホットVAが不振を極めている要因のひとつとして、鈴木武蔵の決定力不足があると指摘。「彼が最後にゴールを決めたのは2020年12月13日だ。今シーズンはまだゴールへの道を見つけていない」と説明している。そして、「ベールスホットはオイペン相手にわずかな差で敗れたが、その中で彼は絶好のチャンスを逃した」とKASオイペン戦の敗因を鈴木武蔵に求めている。
なお、KベールスホットVAは第18節終了時点で、2勝3分13敗の勝ち点「9」で18クラブ中最下位に沈んでいる。一刻も早く浮上のきっかけをつかみたい中、鈴木武蔵のパフォーマンスに厳しい目線が向けられている。
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